「クレアチニンの数値」が”高くなる3つの原因”はご存じですか?医師が解説!

「クレアチニンの数値」が”高くなる3つの原因”はご存じですか?医師が解説!

クレアチニンの数値が高くなる理由

クレアチニンは腎機能が低下してくると尿への排出が低下するため、血中のクレアチニン濃度が上昇します。クレアチニンの数値が高くなる主な原因は腎臓病ですが、脱水症状や食事の影響、筋肉量が多い方ではクレアチニンの数値が高くなる場合もあります。

腎機能が低下している

腎機能が低下してくると、腎臓のろ過の働きが低下し、クレアチニンが尿から排出されにくくなります。腎機能が低下してくると、むくみや貧血、倦怠感、夜間頻尿などの症状が現れます。
しかし、末期腎不全となるまで自覚症状は現れない場合も少なくありません。症状がなくても腎機能が大きく低下している可能性があります。健康診断などでクレアチニンの高値を指摘されたら、症状がなくとも早めに内科を受診しましょう。

脱水症状を起こしている

脱水症状を起こすと体内の血液量が減少し、腎臓への血流が低下します。脱水症状はクレアチニンが高くなる原因の一つです。脱水症状が続くと、腎臓の組織が壊れてしまい、腎機能が低下するといわれています。
脱水症は血圧低下、尿量減少、倦怠感などの症状や腎前性急性腎障害を起こす原因になる場合があります。

サプリメントや肉食など偏った食事をしている

クレアチンは肉などに含まれるアミノ酸の一種です。体内ではエネルギー源として使われ、使われた後の老廃物としてクレアチニンが産生されます。肉などのクレアチンを含む食品を過剰に摂取すると、血中のクレアチニンは一時的に上昇するといわれています。しかし、腎機能が正常であれば、一時的に見た目上クレアチニンが高くなっても腎機能には影響しないと報告されています。
腎機能が低下している場合は、肉などたんぱく質を過剰に摂取することで腎臓に負担がかかり、腎機能の低下が進行する恐れがあります。サプリメント(特に筋力増加目的のクレアチンなど)の摂取でもクレアチニンが上昇する可能性があるため、腎機能が低下している場合は自己判断せずに主治医に相談しましょう。

「クレアチニンを下げるお茶」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「クレアチニンを下げるお茶」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

なたまめ茶やルイボスティーは本当に腎臓に良いのでしょうか?

伊藤 陽子(医師)

なた豆茶が腎臓に良いという報告は現在のところ確認できず、腎臓に良いとはいえません。また、カリウムも含まれるため多く飲むことは勧められません。ルイボスティーは動物実験で保護作用の報告がある一方、悪影響の可能性も報告されており、ヒトへの影響は解明されていません。

クレアチニンを下げるために、一番おすすめの飲み物は何ですか?

伊藤 陽子(医師)

クレアチニンを下げる効果があるという特定の飲み物についての報告は、現在のところ確認できません。腎機能が低下してくるとカリウムが排出されづらくなり、高カリウム血症を招く場合があります。水(軟水や水道水)や麦茶、玄米茶、ほうじ茶などカリウムが少ない飲み物の摂取をおすすめします。

カフェインやカリウムの多い飲み物は腎臓に負担がかかりますか?

伊藤 陽子(医師)

カフェインについては腎機能を改善する可能性の報告もありますが、過剰摂取は不眠や血圧上昇のリスクになります。カリウムについては、低下した腎機能では高カリウム血症を招くため制限が必要ですが、軽度障害では少なすぎると低下が進行するという報告もあります。腎臓の状態に合わせた適量の摂取がおすすめです。

クレアチニンが高い場合に控えた方が良い飲み物はありますか?

伊藤 陽子(医師)

クレアチニンが高い場合に控えた方が良い飲み物は、玉露茶や野菜ジュース、青汁などのカリウム含有量が多い物や、ジュースなどの加糖飲料です。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。