「秋葉原のように…」富山の53歳が“無差別殺人計画”、食い止めたのは加藤智大・元死刑囚の友人だった

「秋葉原のように…」富山の53歳が“無差別殺人計画”、食い止めたのは加藤智大・元死刑囚の友人だった

●「『一人で死ね』は本人を追い詰めるだけ」

「これで事件が解決したわけではありません。問題を少し先延ばしにできただけです」

大友さんは安堵していないという。

「社会から見捨てられ、絶望した彼のような人たちに対して、ネット上では『人を巻き込まずに一人で死ね』という人がいますが、それでは何の解決にもならないどころか、かえって彼らを追い詰めるだけです」

そして、こう続けた。

「今回、私は警察にチクったことになります。人が死なないで良かったですが、本人の『死にたい』という希望をたってしまいました。

なので、どこかのタイミングで面会に行けるなら会って、彼が今どういう感情なのかを聞いた上で、一人の人間として責任を持って支えていきたいと思っています」

●無差別事件は起きる「『対岸の火事」程度には捉えて」

友人だった加藤智大・元死刑囚が秋葉原の歩行者天国にトラックで突っ込み、無差別に人を襲った事件以来、大友さんは同様の事件が起きないためにどうすれば良いかを考え続けてきた。

今回、最悪の事態を未然に防げたことについて、最後に次のように話した。

「事件が起きても、世の中の多くの人にとって、無差別殺傷事件は人ごとです。『対岸の火事』であれば自分の目で見えるが、実際には『異世界の火事』になっています。

火も見えないし熱さも感じないかもしれませんが、現実に起きるものだと私は思っています。なので社会には、せめて『対岸の火事』という程度に起きえるものだと捉えてほしい」

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