「クレアチニンを下げる」飲み物やお茶はある?
クレアチニンを下げる効果があるという特定の飲み物やお茶についての報告は、現在のところ確認できません。
クレアチニンが高くなる主な原因は、腎機能の低下です。腎機能が低下すると、カリウムも排出されづらくなります。そのためカリウムを多く含む食品の摂取は、高カリウム血症を招く場合があります。
まず、ご自身の状態がカリウムの制限が必要か主治医に確認して適切な食事を摂ることが大切です。
腎臓に優しいおすすめのお茶・飲み物
クレアチニンを下げる作用は期待できませんが、カリウムの含有量が少ない飲み物は腎臓に優しい飲み物といえます。カリウム含有量が少ないお茶や飲み物は麦茶、ほうじ茶、玄米茶、水(軟水や水道水)などです。また、コーヒーの摂取は慢性腎臓病の発症予防などが期待できるといわれていますが、カフェインの代謝が遅い人ではリスクになるという報告もあり、またカリウムを多く含むため大量摂取は避けましょう。
飲み物の100gあたりのカリウム含有量は以下のとおりです。
水(軟水):0.02〜0.7mg程度
麦茶(抽出液):6mg
玄米茶(抽出液):7mg
ほうじ茶(抽出液):24mg
コーヒー(抽出液):65mg
普通牛乳:150mg
オレンジジュース:180mg
無調整豆乳:190mg
トマトジュース:260mg
玉露(抽出液):340mg
ミルクココア(粉末):730mg
青汁:2300mg
クレアチニンが高い人が避けた方が良いお茶・注意が必要な飲み物は?
クレアチニンが高い人が避けたほうが良いお茶や注意が必要な飲み物は、カリウムを多く含む物や塩分を含む物です。また、加糖飲料は慢性腎臓病の発症リスクが上昇するという報告があります。
玉露茶、青汁、牛乳、豆乳、ココア、野菜ジュース、果汁ジュースなどはカリウムを多く含みます。スポーツドリンクや経口補水液は糖質が多く、塩分やカリウムを含む飲み物です。
腎機能を守るための水分補給のコツはある?
腎機能の低下があっても、基本的には水分制限は行いません。慢性腎臓病の状態では、1日に1〜1.5Lの水分補給は、末期腎不全へ移行するリスクが少ないと報告されています。また1日の水分補給が1L未満では、末期腎不全に進行するリスクが上がるといわれています。ただし体内の水分が過剰な場合は制限が必要な場合があるため、1日に必要な水分補給量は主治医の指導に従いましょう。
「クレアチニンを下げるお茶」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「クレアチニンを下げるお茶」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
なたまめ茶やルイボスティーは本当に腎臓に良いのでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
なた豆茶が腎臓に良いという報告は現在のところ確認できず、腎臓に良いとはいえません。また、カリウムも含まれるため多く飲むことは勧められません。ルイボスティーは動物実験で保護作用の報告がある一方、悪影響の可能性も報告されており、ヒトへの影響は解明されていません。
クレアチニンを下げるために、一番おすすめの飲み物は何ですか?
伊藤 陽子(医師)
クレアチニンを下げる効果があるという特定の飲み物についての報告は、現在のところ確認できません。腎機能が低下してくるとカリウムが排出されづらくなり、高カリウム血症を招く場合があります。水(軟水や水道水)や麦茶、玄米茶、ほうじ茶などカリウムが少ない飲み物の摂取をおすすめします。
カフェインやカリウムの多い飲み物は腎臓に負担がかかりますか?
伊藤 陽子(医師)
カフェインについては腎機能を改善する可能性の報告もありますが、過剰摂取は不眠や血圧上昇のリスクになります。カリウムについては、低下した腎機能では高カリウム血症を招くため制限が必要ですが、軽度障害では少なすぎると低下が進行するという報告もあります。腎臓の状態に合わせた適量の摂取がおすすめです。
クレアチニンが高い場合に控えた方が良い飲み物はありますか?
伊藤 陽子(医師)
クレアチニンが高い場合に控えた方が良い飲み物は、玉露茶や野菜ジュース、青汁などのカリウム含有量が多い物や、ジュースなどの加糖飲料です。

