家庭のルールづくりのコツは「子どもを納得させること」
では、親子でルールを決めるとき、どんなことを意識すればいいのでしょうか。

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早川さんは、お子さんが「タブレットを1日にどこで使うのか」について親子で話し合う宿題が出たというエピソードを紹介。利用時間や利用場所を子ども自身に決めてもらったところ、想像以上にしっかり守っていたそうで、「自分で納得したルールだから守れるんだなと思いました」と語りました。
また全さんは、子どもが新しいアプリをインストールしたいと言い出したら「親を説得すること」をルールにしていると説明。「大人になれば交渉する機会はたくさんあります。なぜ必要なのかを説明して、相手を納得させる経験も大切だと思います」と、交渉・提案スキルを身につける入口としてとらえていました。

説得できれば、ゲーム系アプリのインストールOKとしている全さん。「ただし、3時間の時間制限は変わりません。新しいアプリを入れても、どのアプリに何時間使うかを振り分けるのは本人次第です」
夏休み前に考えたい、子どもの好奇心とデジタル活用
最後に、夏休みを目前に控え、家庭でできることについて聞かれると、全さんは「これからの時代にもっとも大切になるのは『好奇心』」だと話します。先述の元気先生のコメントにあったとおり、デジタルコンテンツは知識への入口になり、子どもの興味や関心を広げてくれる存在であるのは間違いありません。

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その一方で、「YouTubeで自転車の乗り方をずっと見ていても、自転車には乗れません」とコメントし、知識だけでは不十分だとも指摘しました。本当に身につくのは、実際にやってみた経験があってこそ。全さんは「夏休みには、動画やAIで生まれた興味をリアルな体験につなげてほしい」とコメントしました。

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また上沼さんは、子ども向けSNS相談の現場で感じていることとして、「『親に絶対言えない』という相談が本当に多い」と語ります。だからこそ、「トラブルが起きて困ったら親に相談していい、というメッセージを日頃から伝えてほしい」と保護者に呼びかけました。
スマホやSNSとの付き合い方に正解はありません。しかし今回のパネルディスカッションでは、制限か自由かという二択ではなく、親子で話し合いながら家庭に合ったルールを作り、好奇心と安全の両方を支えていくことが大切だという共通認識が示されていました。
(取材・文:マイナビ子育て編集部)
