全員裸だから、私は裸になりたくない
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2026年7月3日に約7年ぶりのニューアルバム『コンフェッションズ II』をリリースしたマドンナ。「過去十数年で最高のアルバム」と高い評価を受けているが、本作をプロモーションするために制作されたMV(ミュージックビデオ)が「過激すぎる」と話題に。
MVでは、セクシーなランジェリー姿で開脚ポーズを取ったり、ナイトクラブのトイレで性行為を思わせるシーンを演じたりと、挑発的なパフォーマンスを大胆に披露。8月には68歳の誕生日を迎えるが、挑戦的なスタイルは健在なようだ。
いまもなお「クイーン・オブ・ポップ」として現役バリバリで活躍を続けている彼女。しかし、最近公開された米誌『Interview』とのインタビューで、こんな意外な思いを口にしている。
「今や誰もが裸。全員裸だから、私は裸になりたくない。これは私の性分で、他の人がやっていないことをしたい。それはなにかというと、『考えること』と『服を着ること』よ」
アーティストらによる過度な露出が常態化している現在のポップ界。反骨精神が強いマドンナにとっては、誰もが同じことをしている現状に対抗したいという思いが強いようだ。
世間からの批判に悩まされていた
かつては自身の挑発的な振る舞いに対する世間からの批判に悩まされていたというマドンナ。自分の行動の背景にある意図を理解しようともしない人々に憤りを感じていたが、最終的には、多くの人がそれほど深く考えていない事実に気づいたと続ける。「以前はすごく気になっていた。『あの人たち、信じられないほどバカだわ。分かってない。理解してない』って思っていたから。私は挑発的なことをたくさんするけど、その背後には必ず理由がある。でも誰もそれを掘り下げて調べようとしない。
それを見ると、人間に絶望したくなる。でも、すぐに気づくの。多くの人は物事をそこまで深く考えていないことにね。自分たちが何を見ているのか、何を聞いているのか、その中身を吟味しようとしていない」
さらにマドンナは、こうした深い思考の欠如や安易な判断が、特に女性アーティストに対して顕著に現れていると考えていると続ける。「彼らは、そこにある微妙なニュアンスや幾重にも重なる意味に気づいていない。ましてや、それが女性から発せられたものなら、なおさら。ピカソは女性に対してひどい振る舞いをする人間だったけれど、素晴らしい絵を描いたからこそ、人々はそうした面を見過ごした。
私は自分をピカソと比べているわけではないけれど、女性が同じことをすると受け止め方は異なる。ただ、今は女性が挑発的なことをすることに対して、人々の受け止め方は以前よりは寛容になっているわ」

