「夕方に起こる頭痛」で考えられる”5つの病気”はご存じですか?対処法も医師が解説!

「夕方に起こる頭痛」で考えられる”5つの病気”はご存じですか?対処法も医師が解説!

夕方に起こる頭痛で考えられる病気や正しい対処法はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が夕方の頭痛で考えられる病気・疾患と正しい対処法について解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「夕方に頭痛」が起こる原因とは? “放置要注意のサイン”と対処法を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

関口 雅則

監修医師:
関口 雅則(医師)

浜松医科大学医学部を卒業後、初期臨床研修を終了。その後、大学病院や市中病院で消化器内科医としてのキャリアを積み、現在に至る。内視鏡治療、炎症性腸疾患診療、消化管がんの化学療法を専門としている。消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、総合内科専門医。

「夕方に起こる頭痛」症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「夕方に起こる頭痛」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は、頭全体が締め付けられるような鈍い痛みが続く一次性頭痛で、最も頻度が高いタイプです。両側性の圧迫感と肩こり・首の張りを伴いやすく、夕方に強くなることもあります。
ストレッチや入浴、ストレス軽減に加え、必要に応じて鎮痛薬などを用います。頭痛が頻繁な場合は頭痛外来や脳神経外科、神経内科を受診しましょう。

片頭痛

片頭痛は、片側性のズキズキする拍動性頭痛で、光や音に敏感になり吐き気を伴うことが多い一次性頭痛です。ストレスの変動や寝不足・寝すぎ、空腹、女性ホルモンの揺らぎなどで誘発され、夕方に疲労が重なって悪化することがあります。
発作時は暗く静かな場所で安静にし、冷却と適切な鎮痛薬を使い、症状が頻回なら頭痛外来でトリプタン製剤や予防薬を含めた治療を検討します。

群発頭痛

群発頭痛は片側の目の奥に激烈な痛みが走り、一定期間毎日のように繰り返すのが特徴です。深夜だけでなく夕方から夜に発症する人もおり、充血や涙を伴いたり、痛みに耐えかねて室内を動き回ったりすることもあります。
市販薬では改善しにくいため、早めに頭痛外来を受診し、酸素療法や専門薬による適切な治療を受け、つらい症状を緩和させることが重要です。

慢性片頭痛・慢性頭痛

月に15日以上頭痛があり、そのうち8日以上が片頭痛の特徴を満たすと慢性片頭痛とされます。頭痛がほぼ毎日続き、市販薬を多用すると薬剤の使用過多による頭痛を合併しやすい点が問題です。
夕方に仕事の疲れと重なりやすいものの、自己流の対処には限界があるため、頭痛外来で診断を受け、予防薬や生活習慣の調整を含めた管理が勧められます。

くも膜下出血

くも膜下出血は、脳動脈瘤などが破れて起こる致死率の高い病気で、「突然の激しい頭痛」が典型的な症状です。多くは「バットで殴られたよう」と表現される急激な頭痛で、時間帯を問わず発症し、吐き気や嘔吐、意識障害、けいれんを伴うこともあります。
夕方にこのような頭痛が出た場合も例外ではなく、迷わず救急車を呼び、脳神経外科のある医療機関でCT検査などを受ける必要があります。

「夕方の頭痛」の正しい対処法は?

夕方の頭痛には、仕事や家事を一時中断して静かに休むことが大切です。緊張型なら温めたり首を回したりしてほぐし、片頭痛なら暗い場所で休んだり冷やしたりして安静にします。
市販薬も有効ですが、月10日を超える使用は薬剤の使用過多による頭痛を招くため、連用を避け生活習慣を整えることが重要です。痛みが続いたり支障が出たりする場合は、頭痛外来を受診して専門的な治療を受けましょう。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。