犬を『可愛がると甘やかす』どう違うの?飼い主の間違った対応や育て方のコツまで

犬を『可愛がると甘やかす』どう違うの?飼い主の間違った対応や育て方のコツまで

『可愛がる』と『甘やかす』の違いとは?

膝上で甘える犬

『可愛がる』と『甘やかす』の2つの違いは、「犬の今の気持ち」だけを優先しているか、それとも「これから先の幸せ」まで考えているかにあります。その場で犬が喜ぶことが、必ずしも本当に犬のためになるとは限りません。

だからこそ、目先の反応だけでなく、長い目で見てその子にとってプラスになるかを考えることが大切です。

可愛がるとは

可愛がるとは、愛情をしっかり伝えながら、犬の健康や安全、心の安定まで大切にする接し方です。たとえば、毎日散歩に行く、一緒に遊ぶ、優しく褒める、安心できる生活環境を整える――こうしたことは、犬にとってプラスになる愛情表現といえるでしょう。

また、嫌がるお手入れがあっても、無理やり押しつけるのではなく、少しずつ慣らしたり、必要に応じて動物病院やトリマーに相談したりすることも、将来を見据えた可愛がり方です。「今だけ機嫌がよければいい」ではなく、「この先も元気で穏やかに暮らせるようにしたい」と考える姿勢が土台になります。

甘やかすとは

甘やかすとは、その場の犬の要求を優先してしまい、結果として長い目ではマイナスになりやすい行動を許してしまうことです。たとえば、吠えるたびにおやつを与える、散歩中に歩きたがらないと毎回抱っこする、必要なお手入れを「嫌がるから」とやめてしまう――こうした対応は、一見やさしく見えても犬のためにならない場合があります。

その場では犬が満足していても、肥満や依存、要求行動の強化、生活習慣の乱れにつながる可能性もあります。つまり、気持ちに流されてルールを失ってしまうと、「やさしさ」のつもりが「困りごと」を増やしてしまうことがあるのです。

可愛がる?甘やかす?迷ったときの判断基準

接し方に迷ったときは、「この行動は将来の犬の幸せにつながるか」を考えてみると判断しやすくなります。今この瞬間に喜ぶかどうかだけでなく、健康、安全、落ち着いた生活につながるかを見ることが大切です。

たとえば、おやつをごほうびとして適量与えるのは可愛がることですが、欲しがるたびに与えるのは甘やかしになるでしょう。また、苦手なお手入れを少しずつ練習するのは可愛がることですが、「かわいそうだから」と一切しなくなると、結果的に健康を損ねる原因になります。

目の前の満足だけでなく、その子がこれからも安心して暮らせるかどうか。そこを基準にすると、線引きがしやすくなるのではないでしょうか。

飼い主がやりがちな間違った対応

犬におやつを与える

犬への愛情が強いからこそ、知らないうちに問題行動を助長してしまうことがあります。特に、反応の仕方が一貫していないと、犬は何が正解なのか分からなくなりやすいものです。
よくある例としては、次のようなものがあります。

要求吠えや要求行動に応えてしまう 欲しがるだけおやつを与えてしまう 問題行動を笑ったり大きな声で反応したりする 家族によってルールが違う 気分によって叱ったり許したりする 体罰や強い口調で怖がらせる イタズラされる物や拾い食いできる物を放置する 「かわいそうだから」と必要なお手入れをやめてしまう

犬は、一貫したルールの中で生活するほうが安心しやすい動物です。だからこそ、家族みんなで接し方をそろえることも大切になってきます。

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