ハタコンサルタント、東海工業専門学校の学生を対象に「熱中症対策授業」を実施

授業風景

建設業界で22万人の研修実績を持つハタコンサルタントは、7月9日(木)に東海工業専門学校金山校にて、土木・測量科の学生34人を対象とした「熱中症対策授業」を開催した。8月に10日間の企業実習を控える学生たちの安全を守るため、現場で役立つ水分補給や応急処置をワークショップ形式で指導した。

深刻化する夏の猛暑と若き技術者の熱中症リスク

職場における熱中症による死傷者の推移

近年、夏季の猛暑は深刻化しており、職場での熱中症による死傷者数は2025年に1,681人と、統計を取り始めた2005年以降最多となった。特に建設・測量などの屋外作業現場における熱中症リスクの管理は、業界全体の重要な課題となっている。

企業実習の現場に赴く学生は、過酷な屋外環境における作業に体が慣れておらず、現場のプロ以上に熱中症のリスクが高まることが懸念されるという。今回の授業は、こうした背景を受け、建設業界における「2024年問題(労働時間規制)」や「若手人材の育成・確保」という社会的課題に対し、企業実習前から安全管理を徹底する先進的な取り組みである。

授業の実施内容

当日の授業では、まず講師の浦野氏より、近年の記録的な猛暑の現状と建設現場における作業中止基準(暑さ指数:WBGT)などの基礎知識について解説を行った。

レインウェアを着用してスクワット

続いて行われた体感型ワークショップ「現場の熱ごもり再現」では、学生たちがレインウェアを着用してスクワットを行い、衣服内に熱が激しくこもる危険性を体感。その後、夏の屋外現場を乗り切るアイテムとして、同社が独自開発した冷感ミスト「親方のひとふき」を使用すると、気化熱による瞬間的な冷却効果に教室内から大きな歓声が上がった。

また、熱中症の体調不良者が発生した想定での現場救護シミュレーションでは、班ごとに応急処置から119番通報までの動線をスマートフォンを冷却剤に見立てて実践し、実習前の学生たちにとって非常に緊張感のある実践的な訓練となった。

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