「GIST(消化管間質腫瘍)」についてよくある質問
ここまでGIST(消化管間質腫瘍)について紹介しました。ここでは「GIST(消化管間質腫瘍)」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
GIST(消化管間質腫瘍)はがんなのでしょうか?
和田 蔵人 医師
GISTは筋肉層に発生した悪性の腫瘍です。いわゆる「がん」は上皮細胞から発生した悪性腫瘍を指しますが、GISTは上皮細胞由来のがんではありません。この意味ではGISTはがんではありませんが、一般的には悪性腫瘍を「がん」ということが多いため、広い意味では消化管の筋肉層に発生したがんと言っても良いでしょう。
GIST(消化管間質腫瘍)は完治するのでしょうか?
和田 蔵人 医師
GISTは低リスク群で、切除が可能であれば生命予後は良い病気です。完治も見込めると考えられます。しかし、高リスク群では再発や転移の可能性が高いため注意が必要です。
編集部まとめGISTは気になる症状があれば消化器内科を受診しましょう
GISTは胃や腸などの消化管壁の粘膜の間葉系細胞から発生した悪性腫瘍です。非常に稀ながんです。限局性であり、大きさが小さく、核分裂像の数が少なければ低リスクと考えられ、生命予後も非常に良いと言われています。しかし、高リスク群の場合には再発や転移の確率が高くなり、生命予後も低くなります。GIST自体症状があまりないことも多く、見つけにくいがんの一つです。GISTで起こりうる症状としては、消化管出血や吐き気、腹痛、おなかのしこりなどです。これらの症状があり、持続する場合には早めに消化器内科を受診しましょう。

