「今の時代人手不足だから」なんて、再就職を甘く考えてしまっている人もいるかもしれません。今回は、筆者の友人M実が目の当たりにした、50代女性の再就職に関するエピソードをご紹介します。
「仕事なんてたくさんある」
M実は30代で、近所に住む10年以上専業主婦を続けてきた50代のK子とは、たまに立ち話をする仲でした。
ある日、K子が新たに仕事を探し始めたという話になり、その様子は自信満々。
「今はどこも人手不足でしょう? 私なんてすぐ採用されると思うの」
「再就職に苦労する人は条件を選びすぎなのよね!」と笑いながら、周囲の人にも聞こえるほどの大声で話しをしていたのでした。
現実とのギャップに戸惑う日々
M実はK子の話を聞きながら心の中で、「そんなに簡単なのかな......」と思っていたところ、いざ応募を始めた後の話を聞くと、現実は厳しいものでした。
書類選考で不採用が続き、面接でも「ブランクが長い点を心配しています」と伝えられるケースが相次いだというのです。
そのたびにK子は「人が足りないはずなのにおかしい」と首をかしげながらも、応募書類の書き方や面接対策を続けていたそう。
数週間経つとK子は疲れた表情で「社会復帰って思ったより簡単じゃないのね」と、最初の勢いが少し影を潜めたかのような本音を漏らしたものの「自分を選ばない理由がない」と再就職に対する考え方は変わっていない様子でした。

