今から実践できる、たるみ予防法
編集部
今からできる、最も基本的なたるみ予防は何でしょうか?
石井先生
毎日の紫外線対策です。日焼け止めをこまめに使うことが、皮膚老化を遅らせる基本になります。季節や天気にかかわらず、顔にはSPF30以上を目安に塗りましょう。屋外にいる時間が長い場合は、適宜塗り直してください。
編集部
日々のスキンケアで意識すべきことはありますか?
石井先生
乾燥した肌は小ジワやしぼみ感が目立ち、老けた印象を強めがちです。防ぐには、皮膚への刺激を減らしながら保湿を続けましょう。洗いすぎやこすりすぎを避け、保湿剤で肌状態を整えることが基本です。
編集部
食事や体重管理も予防につながるのでしょうか?
石井先生
はい。たるみの予防には、栄養バランスのよい食事が欠かせません。肥満もたるみの一因になるため、減量が予防に役立つこともありますが、その際は急激に体重を落とさないよう意識しましょう。
編集部
セルフケアで限界を感じたら、どうすればよいでしょうか?
石井先生
美容皮膚科の受診をおすすめします。近年、たるみ治療は大きく進化しており、一人ひとりの悩みに合わせて、さまざまなアプローチを提案できるようになりました。セルフケアだけでは難しい変化が得られることもあるため、気になる人は一度、医師に相談してみるとよいでしょう。
一方、急にたるみが進んだ、左右差が強い、痛みや麻痺(まひ)も伴うといった場合は、顔面神経麻痺などの病気が原因になっていることもあります。自己判断せず医療機関を受診してください。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
石井先生
たるみは、年齢とともに誰にでも訪れる変化で、完全に止めることはできません。けれども、その進み方は日々の過ごし方で少しずつ変わっていきます。日焼け止めを習慣にする、肌をやさしくいたわる、極端な体重の増減を避ける——こうした小さな積み重ねが、これからの肌を静かに支えてくれます。
皆さん、どうか焦らないでください。完璧でなくて大丈夫ですし、気になり始めた今が、見直しをするちょうどよいタイミングです。自分のペースで、できることからスタートしてみましょう。もしセルフケアだけでは心もとないと感じたら、医師を頼ってみてください。
編集部まとめ
たるみは年齢だけでなく、紫外線や喫煙、急激な体重変化など、日々の習慣も関係しています。だからこそ、特別なことよりも、毎日の紫外線対策や保湿を続け、生活習慣を見直していくことが大切です。小さな積み重ねが、将来の見た目の差につながるかもしれません。

