農水省が注意喚起!【アウトドア料理の食中毒】屋外レジャーの調理を安全に楽しむためのポイントを栄養士が解説

農水省が注意喚起!【アウトドア料理の食中毒】屋外レジャーの調理を安全に楽しむためのポイントを栄養士が解説

二次感染を防ぐ工夫! まな板の使い分けとトング・お箸の役割分担

 さらに調理中の「二次感染」を防ぐため、まな板と包丁は「野菜用」と「肉・魚用」で完全に分けるか、切る順番を「野菜→肉・魚」にする工夫が必要です。あらかじめ前日の夜や当日の朝に、自宅のキッチンで食材をカットし、保存袋に小分けして持参すれば、現地での手間も省けて衛生的です。

生肉を置く・裏返すは「トング」、取り分けは「箸」など、誰もが分かりやすい使い分けを。

 また、農林水産省の実験でも効果が実証されているのが、トングとお箸の使い分けです。生肉を網に乗せたり裏返したりする際には「トング」を使用し、焼き上がったお肉を取り分ける際には「専用のお箸」を使用することで、大腸菌の検出を完全に防ぐことができます。同じ器具で肉を焼いて取り分けまで行うと菌が検出されてしまうため、グループ全員が分かりやすいルールを作って区別しておくと良いでしょう。

お肉や魚介類は中心部まで火が通っていることを確認してから口にするようにしましょう

中心部までしっかり加熱! 自宅に帰ってからの洗浄消毒までがアウトドア

 お肉や魚介類を網や鉄板で焼く際には、中心部まで十分に火を通す「加熱」が不可欠です。竹串などを刺してみて、血の混じった肉汁が出てくる場合は加熱不足のサインです。牛肉は表面をしっかり焼くことでリスクを軽減できますが、時間の経過とともに菌が内部に浸透している場合もあります。

 特に、スジ切りなどの加工を施したお肉や、調味液に漬け込んだお肉は内部にまで菌が入り込んでいる可能性があるため、子どもや高齢者など抵抗力の弱い人が食べる場合は、中までしっかりと熱を加えましょう。

 そして楽しいレジャーが終わった後にも、大切な作業が残っています。屋外の炊事場では調理器具の片付けが簡易的になりがちであるため、持ち帰ったまな板や包丁、食器類は自宅で再度丁寧に洗浄し、熱湯消毒やキッチン用アルコール、塩素系漂白剤を用いてしっかりと消毒・乾燥させてください。

 屋外の炊事場では調理後の片付けが簡易的になりがちですが、しっかり対策を行えば、アウトドア料理は安全に楽しむことができます。正しい知識を身につけて、これからの季節のバーベキューやキャンプ飯を、家族や仲間と笑顔で満喫してくださいね。

(野村ゆき)

配信元: LASISA

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