筆者の知人Aさんの話です。チック症に悩んだ過去、周囲の理解と友人のさりげない支えが救ってくれたそうです。そこから考える「本当の優しさ」とは?
やめたくても、やめられなかった
Aさんは、子どものころチック症がありました。
「んっ」と声が出たり、肩をすくめたりする動きが、自分の意思とは関係なく出ていました。やめようと思ってもやめられず、意識するとかえって症状が強くなってしまいました。
子どもの世界では、少しの違いが目立ってしまうこともあります。Aさんも学校でからかわれることがあり、そのたびにつらい思いをしていました。
自然に理解してくれた友人
そんなAさんには、小学5年生のときに出会った大切な友人B子さんがいました。
Aさんがチック症について説明すると、B子さんは特別な反応をすることなく、「そうなんだ」と自然に受け止めてくれました。かわいそうだと同情するわけでもなく、変な目で見るわけでもない。ただ理解しようとしてくれた。その姿勢がAさんにとって大きな救いになりました。
「説明したら嫌われるかもしれない」という不安を抱えていたAさんにとって、自分をそのまま受け入れてくれる存在は何より心強いものでした。
そして、B子さんを中心にAさんを理解してくれる友達が増えていきました。

