長女から、結婚を考えている相手を紹介したいと言われたとき、親としてうれしい気持ちと少しの緊張がありました。相手の男性は第一印象もよく、最初は穏やかな食事の時間になると思っていた私たち家族。ところが、会話の中で出た思いがけないひと言に、その場の空気は一変しました。
家族で設けた食事の席
長女が結婚を考えている相手を紹介したいと言うので、家族で食事の席を設けました。相手の男性は、最初は礼儀正しく、受け答えもしっかりしている印象でした。そのため、私たち家族も少し安心し、長女が将来を考える相手として見ている理由もわかるような気がしていました。
食事中も、初めのうちは和やかな雰囲気で会話が進んでいました。私も、できるだけ先入観を持たず、長女の選んだ相手を温かく迎えたいと思っていました。
初対面に近い場での思いがけない発言
ところが、話が進むうちに、相手の男性が真顔で「将来的にはこの家に住みたいです。できれば早めに家の名義も娘さんにしてもらえませんか」と言ったのです。
その瞬間、家族全員が言葉を失いました。まだ結婚が決まったわけでもなく、初対面に近い場で家や名義の話まで出るとは思っていなかったからです。私は驚きましたが、感情的にならないように気を付けました。そして、「順番がありますし、まずは2人で生活基盤を作ることが先です」と、できるだけ静かに伝えました。
相手に悪気があったのかどうかはわかりません。ただ、その場でそこまで踏み込んだ話をされたことに、私たち家族は少なからず戸惑いを感じました。

