アイスコーヒー飲用率、32年で約1.8倍
一方、コーヒー各社は、暑さの長期化を背景に、アイスコーヒーの飲用機会を広げる提案を強めている。コーヒーのアイス飲用率は、1993年の23%から2025年には41%へ上昇しており、32年間で約1.8倍になった。特に30代以下で高いという(消費者行動研究所「飲み物調査」)。
拡大するアイスコーヒー需要を取り込もうと、各社は商品や飲用方法の提案を広げる。ネスレ日本は、アイスコーヒーに特化した「ネスカフェ アイスブレンド」シリーズで、ボトルコーヒーや濃縮ポーションを展開し、新たなアイスコーヒー需要の創出を目指す。味の素AGFは、水や牛乳で割るだけでアイスドリンクを作れる「ブレンディ」ポーションを強化する。UCC上島珈琲は、水で丁寧に淹れる「水淹れコーヒー」を家庭用や業務用など幅広いチャネルで提案し、アイスコーヒーの新たな定番として育成する。
夏の暑さだけで清涼飲料の数量が伸びる時代ではない。酷暑下でも生活者の安全を支えながら、家庭や職場、外出先に新たな飲用機会をどう作るかが、各社の次の一手となる。

