サッカー・ワールドカップ(W杯)決勝(19日=日本時間20日、スペイン1-0アルゼンチン、ニュージャージー) サッカーのワールドカップ(W杯)決勝が19日(日本時間20日)に行われ、スペインがアルゼンチンを延長戦の末に1-0で破り、2010年南アフリカ大会以来、4大会ぶり2度目の頂点に立った。
しかし、歓喜に沸く熱戦の直後、ピッチ上では思わぬ事態が起きた。
試合後の表彰式で、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長と、開催国である米国のドナルド・トランプ大統領がピッチ上に姿を現すと、超満員のスタジアムからは割れんばかりの大ブーイングが降り注いだのだ。
ニュージャージーに集まったサッカーファンたちが手厳しかったのには理由がある。今大会は出場枠が48チーム制へと拡大されて大会の肥大化を招いたほか、試合の流れを止める頻繁なハイドレーションブレイクや、ド派手なハーフタイムショーを行った影響でハーフタイムが27分30秒と異例の長さになったことが大きな議論を呼んだ。さらには、従来のサッカー文化には馴染みのないチャンピオンリングの作成や、一般のサポーターを置き去りにするような高額なチケット設定など、過剰な商業主義と米国独自のエンターテインメント路線への急激な傾倒が大きな反発を招いていた。
歴史的な死闘が繰り広げられた決勝戦の裏で、今大会で悪目立ちする形となった「2大ヒール」に対し、ファンからの容赦ない痛烈なメッセージが突きつけられる異例の幕切れとなった。

