Hey! Say! JUMPの山田涼介が主人公の七瀬悠を演じる連続ドラマ「一次元の挿し木」(読売テレビ・日本テレビ系、日曜午後10時半)の第3話が19日に放送された。物語は、悠の義父・京一(佐々木蔵之介)が古人骨を巡る事件と深く関わっている可能性を次々と示唆する一方、ラストでは発生生物学の権威・仙波佳代子(鈴木保奈美)が「石見崎を殺したのはあなたでしょう?」と京一を真正面から追及。しかし、サスペンスでは序盤に最有力容疑者が浮上する展開は“ミスリード“として用いられることも少なくない。これまでの伏線を振り返ると、京一が黒幕と見る見方と、真犯人は別にいるとする見方の両方に根拠があり、SNSでも考察は大きく二分された。
「石見崎を殺したのはあなたでしょう?」
第3話では、これまで点在していた謎が一本の線でつながり始めた。最大のポイントは、京一が、200年前の古人骨や遺伝子分類学を専門とする石見崎明彦(正名僕蔵)、仙波と深く関わっていたことが判明した点。さらに、仙波が隠し続ける秘密や、200年前の人骨と悠の義妹・紫陽(堀田真由)のDNAが一致した謎にも新たな手掛かりが示され、事件は単なる失踪事件ではなく、過去と現在を結ぶ大きな陰謀の存在を強く示唆する展開となった。
京一によって強制入院させられそうになった悠から事情を聞いた石見崎の姪・唯(白石聖)は、石見崎害とも親交が深かった京一こそ、古人骨を巡る一連の出来事に深く関わっているのではないかと疑い始める。悠と唯は、仙波が事件の真相を知る重要人物だと確信し、紫陽と200年前の古人骨のDNAが一致した理由を探り始めた。
悠は仙波の夫が亡くなったことを利用し、教え子を装って自宅へ潜入。仙波は留守だったが、息子の妻・友江(藤井美菜)は、不審に思いながらも家へ招き入れる。しかし、書斎でパソコンを調べる悠の姿を目撃し、彼が嘘をついていたことを見抜く。
友江は、仙波の高圧的な支配に苦しみながらも逆らえずに暮らしていた。そんななか、悠と友江のスマートフォンへ同時に着信が入る。唯からは「今すぐそこから逃げてください」との警告、仙波は「警察へ突き出しなさい」と命令した。恐怖で動けなくなる友江に対し、悠は紫陽を捜している事情を打ち明ける。すると友江は、仙波の秘密を知る手掛かりになると考え、「義母の正体が分かったら教えてほしい」と条件を示し、悠を裏口から逃がした。
悠は書斎のメールから「骨は手に入れた。私は自分の罪と向き合う覚悟がある」という石見崎から仙波宛ての文面を発見しており、これは「石見崎が背負う罪には紫陽も関わっている」と推理を深める重要な伏線と考えられる。
一方、唯は図書館で仙波の著書を調べるなか、ループクンド湖の古人骨発掘時の写真を発見。そこには若き日の石見崎、仙波、そして京一が並んで写っており、3人が過去から古人骨研究を通じて結び付いていたことが明らかになる。ラストでは、悠の前に全身黒ずくめの牛尾(吉原光夫)が現れ、「君は関わり過ぎている」と襲撃。一方、仙波は京一に「石見崎を殺したのはあなたでしょう?」と切り込んだ。これまで別々に描かれてきた人物たちの関係がつながり、京一が事件の核心にいる可能性を強く印象付ける幕引きとなった。
SNSには
「やっぱり京一が怪しい! 佐々木蔵之介のあの微妙な表情がすべて語ってる気がする」
「石見崎教授の死の黒幕は京一で確定したんじゃないか…家族を守るためって言い訳が怖い」
「唯が疑い始めて、仙波が直接ぶつける流れ完璧。日江製薬の闇が深すぎる」
などのコメントが続々。一方、物語がまだ序盤であることから、
「このタイミングで仙波が言うってことは、むしろ京一じゃない可能性もあるよね。典型的なミスリード展開では?」
「京一を悪者に見せかけて本当の黒幕は別の人(牛尾の指示者とか)ってパターン待機中」
といった声も寄せられている。
「一次元の挿し木」とは?
2025年「このミステリーがすごい!」大賞・文庫グランプリ受賞作を原作とするヒューマンミステリー。ヒマラヤで発掘された200年前の人骨と現代の失踪者のDNAが一致するという不可解な謎を軸に、主人公が巨大な陰謀へと巻き込まれていく。

