以前、友だち家族と一緒に水上アスレチックへ遊びに行った日のことです。子どもたちは大はしゃぎで遊んでいましたが、そこで思いがけない出来事がありました。「生理は恥ずかしいことではない」――そう思っている一方で、その受け止め方は人それぞれなのだと気づかされた出来事です。
水上アスレチックで大盛り上がり!
当時、小学6年生の娘には仲の良い友だちグループがいました。その友だち家族と一緒に県外の水上アスレチックへ遊びに行ったときのことです。
池の上に張られたロープや丸太を渡るコースはスリル満点で、子どもたちは「絶対落ちないから見てて!」と競い合うように挑戦していました。
もちろん、失敗すれば池へドボン。それでも子どもたちは大笑いしながら何度もチャレンジし、親たちは「若いってすごいね」と笑いながら見守っていたことを覚えています。
笑顔が消えた友だち…
コースの終盤、娘の友だち・Aちゃんがロープから足を滑らせ……勢いよく池へ落ちてしまいました。
腰までびしょ濡れになったAちゃんを見て、その場のみんなは大笑い。「すごい落ち方だったね」「着替え持ってきた?」と次々に声をかけました。
ところが、水から上がったAちゃんは、さっきまでみんなと笑っていたのがうそのように、急に笑顔をなくしてしまったのです。
「どうしたの? ケガでもした?」
子どもたちが心配そうに集まる中、Aちゃんはうつむいたまま何も答えません。すると、Aちゃんのお母さんが周りの保護者へ向かってこう言いました。
「この子、今生理中なの。早く着替えさせないと」
周りの大人たちは「あら、そうなの」「それは早く着替えたほうがいいね」と声をかける程度で、その場の雰囲気も変わりませんでした。
ところが、その瞬間、Aちゃんは顔を真っ赤にして、「もう! 言わないでよ!」と、お母さんに抗議したのです。
まだ初潮を迎えていない娘は、その様子を不思議そうに見つめていました。

