断片的だった情報が結び付き始め、事件の構図そのものが揺らぎ始めた連続ドラマ「告白―25年目の秘密―」(日本テレビ系、毎週土曜午後9時)。第2話(18日放送)では、25年前の連続誘拐殺人犯・畑野悟(田中要次)が、被害者の野瀬麻里子(岡崎紗絵)の父・銀次郎(石黒賢)と小学校時代の同学年だった過去が判明した。視聴者の間で、この誘拐に銀二郎が裏で関与していたのではないかという疑いが強まるなか、畑野が誘拐した5人の子供のうち、ただ1人殺された女児に注目が集まっている。
「爽太の執着心は利用されている」
ドラマは25年前の小学生時代に、いじめられていたところを助けてくれた麻里子に惹かれ、それ以来ずっと同じ学校・職場で見守り続けてきた主人公・雪村爽太(松村北斗)が、少しずつ距離を縮め、彼女の仕事や生活に関わりを持つようになるにつれ、その周囲で、不可解な事件が続発する様子が描かれている。第2話で新たに示された最大のポイントは、25年前の誘拐事件が、これまで考えられていた「通り魔的な凶悪事件」ではなく、特定の人物同士の過去と深く結び付いている可能性が示されたことにある。
この日の放送で、麻里子が部長を務める「野瀬化粧品」第二ブランド事業部に異動した爽太が、麻里子と社長の銀二郎とともに、京浜百貨店の社長・神野英夫(冨家ノリマサ)の接待ゴルフに参加し、ゴルフ場で銀二郎と神野の気になる会話を耳にした。50年以上の付き合いだという2人は、25年前に麻里子を誘拐しようとして未遂に終わった畑野が出所したことについて話し、神野は「気をつけろよ。今さらだけど、お前とのこともしゃべりかねない」と心配していた。25年前、畑野は5人の子供を誘拐し、逃げようとした女児1人を殺害。6人目に麻里子を誘拐しようとしたところを見かけた爽太が周囲に助けを求めたことがきっかけで逮捕された。つい先日刑期を終えて出所した畑野は、週刊誌のインタビューに当時の心境などを赤裸々に告白。爽太は、事件当時の新聞記事や、ネットを調べ、銀次郎と畑野が同級生だった事実を突き止めた。
銀次郎と畑野の接点が明かされたことで、事件の焦点は「なぜ誘拐したのか」から、「誰を狙った事件だったのか」へと移りつつある。特に劇中で詳細が伏せられたままの「唯一命を落とした女児」の存在は、今後の真相を読み解く重要なピースになる可能性が高く、この点について考察する視聴者も少なくない。SNSを見ると、
「畑野は5人誘拐して1人を殺したと言っている。その1人が誰なのかが鍵と見た」
「誘拐事件の殺された女の子の身内が関係者のなかにいる気がする」
「25年前の連続誘拐事件で1人だけ亡くなった人がいるみたいやけど、その人物が誰かとつながりがあるんだろうなぁ」
といった書き込みがある。
また、相良友也(塩野瑛久)を怪しむ視聴者もいる。麻里子と爽太が通うカフェの店長で、爽太の大学時代からの友人だが、今のことろ、それ以上のことは分かっておらず、どこか怪しさもあり、
「犯人はカフェ店長(塩野さん)。5人誘拐されてうち1人が犠牲になった。その兄か弟で、麻里子が誘拐されていれば身代金を得て誘拐が終わったかもしれない。その野瀬家への復讐で、たまたま出会った雪村の執着心は利用されている」
との考察も見られる。
第2話で明らかになった「銀次郎と畑野は同級生」という新事実は、事件の見え方を大きく変えた。今後、「唯一命を落とした女児」が誰だったのか、その死が現在の人間関係とどうつながるのかが明かされた時、25年前の事件の真相も大きく動き始めることになるかもしれない。
「告白―25年目の秘密―」とは
「恋は闇」(25年4月、日テレ)や、松村も出演したドラマ「一億円のさようなら」(NHK)などで知られるなどで知られる渡邊真子氏が、脚本を担当する完全オリジナルのラブサスペンス。主人公が1人の女性に対して抱く25年間の思いが引き起こす「純愛」や「執着」「狂気」などを描く。

