「風が遅れてやってくる?」「扇風機との違いは?」タワーファンを使って気づいた“不思議な違和感”と納得の理由

「風が遅れてやってくる?」「扇風機との違いは?」タワーファンを使って気づいた“不思議な違和感”と納得の理由

首振りの速度を正面で遅くすることはできないのか?

 構造がやや複雑になることを除けば、できるだけ部屋をスッキリと、広々と使いたいというニーズに対して、タワーファンは、一般的な羽根あり扇風機よりも向いていると筆者は感じています。しかし、既存の扇風機に慣れてしまっている筆者たちの脳はその風の到達タイミングに違和感を覚えるようです。息子たちが将来どう感じるのかも気になるところです。

 そのため、筆者はタワーファンの動きと風のタイミングには注視しないようにしていますし、ズレが発生しにくいよう、近くで使うようにもしています。そこで、ここが変わるとタワーファンはもっと使いやすくなるのに、と思うポイントがあります。

 それは首振りの速度です。これは実はタワーファンだけの問題ではありません。多くの場合、扇風機を首振りで使用する場合、もっとも風が当たってほしいのは扇風機の正面ではないでしょうか。部屋の角に設置したタワーファンではこれがさらに顕著になります。

 部屋の隅に設置した「36インチ タワーファン」は、高さ約42センチメートル、幅約10センチメートルの縦長の吹き出し口から発生する風で部屋全体に風を届けるわけです。しかし、この場合、人がいるのは壁際よりも正面(中央)付近であることが多いでしょう。

 そうなると、正面(中央)付近ではゆっくり、端の部分では素早く首を振ってくれるほうが快適です。しかし、多くの扇風機では、首振りが反転する両端に風を送る時間が長くなりがちで、正面部分に風を送る時間は相対的に短くなります。

 一般的な扇風機でも筆者は、この点が気になっていたのですが、タワーファンは、この点をクリアすると、現在主流である羽根ありの扇風機よりも劇的に使い勝手が向上するのではないかと期待しています。

操作は本体上部の操作パネルでとても簡単。我が家では自動モードでいつも動いています

理想をいうなら部屋の四隅に大型タワーファン+個別のミニタワーファン

「36インチ タワーファン」を使ってみて感じたのは、理想をいえば、自宅の各部屋のすみにタワーファンを置き、動作音や風切り音が気にならない程度の風量で常時回しておく使い方です。そうすれば、部屋の中に「気持ちの良い風が当たらない場所」を減らしながら、隅というデッドスペースを活用して快適な空間をつくれるはずです。

 さらに、各自が「ミニタワーファン」のような小型モデルを手元に置けば、部屋全体に強い風を起こさなくても、それぞれが快適な「涼」を得られます。

 このとき、専有スペースの小さいタワーファンは、一般的な羽根付き扇風機に比べて明らかに有利だと感じました。また、部屋の角というデッドスペースに配置できるので、クーラーとの併用、冬場にサーキュレーターとして利用する際にも利便性が高いと感じました。そのため、筆者は徐々にタワーファンの比率を上げていく予定です。

 とはいえ、今後は首振り速度が可変になるとか、ミニタイプで内蔵電池式とか、移動の利便性を考えて電源がUSB Type-Cとか、さまざまな製品が出てきそうです。そんななかで「36インチ タワーファン」は、タワーファンの想定以上の快適性能を体感するのにぴったりの基本モデルと言えます。

 羽根がなくなって、形が変わるだけで、そんなに変わる? と懐疑的な方にこそ、ぜひタワーファンを試していただきたい。すでに大小織り交ぜると10台以上羽根付きの扇風機を所有している筆者がメインはタワーファンに移行したいと思っているほど、タワーファンは快適です。

(千秋)

配信元: LASISA

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