「ご実家ではどうしてたの?」何気なく続けていた質問を、ある日息子から注意されてしまい──。
料理時間
Aは、お嫁さんと一緒に料理をする時間を楽しみにしていました。
お嫁さんは料理が得意で、味付けや調理方法にも工夫があります。
Aはそんな新しい発見がうれしく「何を入れて味付けするの?」「ご実家ではどうやって作っていたの?」と尋ねることがよくありました。
料理のレパートリーを増やしたい。
ただそれだけの気持ちで聞いていたのです。
楽しい会話
お嫁さんはそのたびに笑顔で答えてくれました。
「母はこの調味料を使っていました」
「実家ではこう作ることが多かったです」
Aは「それ、おいしそうね」と興味深く話を聞き、自分でも試してみることが増えていきます。
メモを取ったり、同じ調味料を購入してみたり。
実家ごとの味付けの違いを知るのは楽しく、お嫁さんとの会話も弾んでいると思っていました。
だからこそ、その質問がお嫁さんに気を使わせているかもしれないとは、まったく気づいていなかったのです。

