お酒による下痢ですぐに病院へ行くべき症状はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医がお酒による下痢ですぐに病院へ行くべき症状について解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「お酒による下痢」は放置しても大丈夫?病気の可能性や対処法を医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
齋藤 雄佑(医師)
日本外科学会外科専門医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。
すぐに病院へ行くべき「お酒で下痢をする」に関する症状
ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
お酒で下痢をするで血便が出るような症状の場合は、消化器内科へ
お酒を飲んだ後に下痢をし、そこに血が混じっている、あるいは便が黒っぽいタール状である場合は、胃や腸からの出血が疑われます。また、立っていられないほどの激しい腹痛や嘔吐を伴う場合も危険な兆候です。これらは急性膵炎、胃潰瘍、あるいは虚血性大腸炎などの重篤な疾患の可能性があります。我慢せずに速やかに消化器内科を受診してください。夜間であっても救急対応のできる病院を探すべき症状です。
病院受診・予防の目安となる「お酒で下痢をする」ときのセルフチェック法
・下痢に加えて発熱や嘔吐があり、水分すら摂取できない場合
・飲酒のたびに毎回下痢をする状態が数ヶ月続いている場合
・下痢に加えて、体重が減少している場合
・便の色がおかしい(赤、黒、白っぽい)場合
・症状が数日続く場合
「お酒で下痢をする」症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「お酒で下痢をする」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
お酒を飲んで下痢をするのはなぜでしょうか
齋藤 雄佑(医師)
アルコールが腸の動きを活発にしすぎて水分吸収を阻害すること、および糖分や水分による浸透圧性の下痢、消化不良などが複合的に起こるためです。
お酒を飲んで下痢をしたときの対処法を教えて下さい
齋藤 雄佑(医師)
まずは脱水を防ぐために常温の水やスポーツドリンクで水分を補給してください。腹部を温めて安静にし、食事は消化の良いお粥などを摂るようにしましょう。
お酒を飲むと下痢をするのはアルコールが体質に合わないのでしょうか
齋藤 雄佑(医師)
その可能性が高いです。特に少量で顔が赤くなる方や、毎回下痢をする方は、アルコールに対する耐性が低い、あるいは過敏性腸症候群の可能性があります。
飲酒後にお腹が壊れやすい人はどんな食事に注意すべきでしょうか?
齋藤 雄佑(医師)
飲酒前に食事を摂るようにしましょう。飲酒中は、唐辛子などの刺激物や脂っこい揚げ物の大量摂取を控えることが大切です。

