「おしりを拭くのが用途」 SNS投稿をきっかけに巻き起こった大論争
赤ちゃん用の「おしりふき」の用途をめぐり、SNS上で活発な議論が巻き起こっています。きっかけとなったのは、あるユーザーによる「おしりふきはおしりを拭くためのもので、手を拭いたり掃除に使ったりするのが当たり前ではない」という投稿でした。
この投稿に対し、ネット上では「厚手で水分量も多く、破れにくいから手や口、机を拭くのにも重宝している」「うんち用と日常の拭き取り用でパックを分ければ何の問題もない」「赤ちゃん時期が終わっても便利で買い続けてしまう」といった実用派からの反論が相次ぎました。
一方で、「おしり用という名称や成分がなんとなく気になって避けていた」「衛生面を考えると用途はしっかり分けたい」という意見も寄せられ、日常の衛生観念や使い方の違いをめぐって議論が白熱しています。
「手や口まわりにも使える?」 メーカーや業界団体が明かす公式回答
では、実際のところ「おしりふき」を手や口まわりに使用することについて、製造メーカーや業界団体はどのように見解を示しているのでしょうか。
日本衛生用品工業連合会(日衛連)の解説によると、赤ちゃん用のおしりふきは薬機法上の「基布含浸(きふがんしん)型化粧品」に該当し、乳幼児のデリケートな皮膚を清浄に保つための安全基準に基づいて製造されているとしています。そのため、「おしりの他に手や身体ふきにも使えます」と説明がなされています。
また、大手ベビー用品メーカーの「ユニ・チャーム(ムーニー)」や「レック(水99.9%シリーズ)」、「ピジョン(おしりナップ)」などの公式FAQ(よくある質問)におきましても、「手や口まわりにもご使用いただけます」と明確に記載されている製品が主流となっています。
おしりふきはアルコールなどの刺激成分が控え目で、純水をベースとした肌に優しい処方が多いため、手や身体の拭き取りに使用しても問題がない設計となっています。ただし、目や粘膜、傷口への使用は避けることや、家具やテーブルなどの「人体以外」への使用はメーカーの推奨外となっている場合もあるため注意が必要です。

