「肺がん」を疑った場合に行う”4つの検査”はご存知ですか?医師が解説!

「肺がん」を疑った場合に行う”4つの検査”はご存知ですか?医師が解説!

肺がんの検査法はどのようなものでしょうか。メディカルドック監修医が解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「肺がんの原因」はご存知ですか?女性の原因やなりやすい人の特徴も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

木下 康平

監修医師:
木下 康平(医師)

経歴:
防衛医科大学校卒業
聖マリアンナ医科大学病院呼吸器内科にて専門研修
自衛隊病院にて呼吸器内科・一般内科診療に従事
資格:内科認定医、呼吸器内科専門医

「肺がん」とは?

肺がんと聞いてどんな病気を思い浮かべるでしょうか?肺に出現した悪いできものというイメージはあると思いますが、タバコ以外にもどのような原因があるのか気になりますよね。
まず肺がんとは呼吸を行う臓器である肺の組織の一部が、がん細胞化することで起こります。そしてこの肺がんは大きく分けて肺腺がん、肺扁平上皮がん、肺小細胞がん、肺大細胞がんの4つに別れます。それぞれの肺がんによって原因やできやすい人が異なります。

肺がんの検査法

これまで肺がんの特徴、肺がんの原因に関して説明してきました。それでは肺がんを疑った場合には、どのような検査を行うのでしょうか?

胸部レントゲン・胸部CT

肺がんが疑われる際には、健康診断などの胸部レントゲンで異常な影が見つかることがきっかけになりやすいです。
胸部レントゲンは三次元のものを二次元に移している影絵の様なものなので、早期の肺がんの場合では見落とされることがあり得ます。
肺がんを疑う胸部レントゲン画像を認めた場合、胸部CTでさらに詳しい検査を行います。この胸部CT画像で肺がんが疑われる病変の大きさや形を確認し、またその経過で増大傾向にあるかを判断します。専門科である呼吸器内科や呼吸器外科で検査を受けることが多いです。

腫瘍マーカー

肺がんを疑う画像所見の場合、血液検査で腫瘍マーカーを測定することがあります。この腫瘍マーカーが異常高値であった場合には、肺がんの可能性が高まります。
注意点として腫瘍マーカーは肺がん以外の要素でも上昇することがあり(偽陽性と言います)、腫瘍マーカーだけで肺がんの診断はできません。腫瘍マーカーは何種類かあり、肺がんの種類によって上がりやすい腫瘍マーカーが異なります。

喀痰細胞診

血痰(痰に赤い血が混じったもの)が症状としてある場合には喀痰細胞診が有効なことがあります。これは喀痰(口から出した痰)の中にあるがん細胞を検出する検査で、患者さんの体への負担がなく、気軽に行える検査になります。ただ検出率が高くないこと、追加での検査が必要になることがあり、喀痰細胞診のみで肺がんの確定診断を行うことは決して多くありません。

気管支鏡検査

胸部レントゲンや胸部CTで肺がんを疑う陰影を認めても、それだけでは肺がんの診断にはなりません。肺がんの確定診断には肺がんの組織を顕微鏡で検査する病理検査が不可欠です。
肺がんは肺の中にあることから、気管支鏡という細長いカメラを気管に入れて組織を直接採取する必要があります。この気管支鏡検査は2泊3日程度の呼吸器内科への入院で行います。取ってきた検体は2週間程度で病理検査が終了し、肺がんの有無とその種類が明らかになります。

配信元: Medical DOC

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