犬が苦手だと思う「色」5選

1.赤色
犬が最も苦手とする色の一つが「赤色」です。人間にとっては情熱的でパッと目を引く赤色ですが、犬の目には赤色を認識するセンサーがありません。そのため、赤いおもちゃやボールは、犬にとってはグレーや暗い茶色のように見えてしまいます。
緑の草むらの上で赤いボールを投げても、犬にとっては「緑」も「赤」も同じような暗い色に見えてしまうため、ボールがどこにあるのか見失いやすく、見つけるのが苦手なのです。
2.緑色
緑色も犬にとっては見分けがつきにくい色になります。ドッグランや公園の芝生、お家のリビングにある緑色のカーペットなどの上で緑色のおもちゃを使うと、犬の目には背景とおもちゃの色が完全に同化してしまいます。
人間から見るときれいな緑色でも、犬にとってはくすんだ黄色や灰色に近い色に見えているため、目の前にあるのに気づかないということが起こります。そのため、緑の場所で緑色を使うのは少し苦手と言えるでしょう。
3.オレンジ色
赤色に近いオレンジ色も、犬にとっては判別が難しい苦手なカラーです。人間にとっては目立つレスキューカラーですが、犬にとっては茶色や少しくすんだ黄色のように見えてしまいます。
お部屋の茶色いフローリングなどの上でオレンジ色のおもちゃを使うと、床の色と完全に馴染んで見失ってしまう原因になります。人間の「目立つはず」という感覚とは大きなギャップがあるため、選ぶときには注意が必要です。
4.茶色
茶色は、犬が暮らす環境において最も見失いやすい苦手な色のひとつです。犬の目の仕組みとして、多くの色がこの「茶色」や「グレー」に似た色合いに化けて見えています。
そのため、茶色いおもちゃやグッズは、お部屋のフローリングや畳、外の土や枯れ葉などの色と完全に混ざり合ってしまいます。犬にとっては、背景と同化して物の形がぼやけてしまうため、探すのがとても難しくなってしまうカラーなのです。
5.黒色
黒色は、犬が見分けるのが難しいだけでなく、強い「威圧感」や恐怖を感じやすい苦手な色です。犬は黒くて大きな塊を見ると、本能的に「大きな生き物」や「敵」だと認識して警戒してしまうことがあります。
例えば、黒い大きな家具や、黒い服を着た見知らぬ人に対して、犬がいつもより余計に吠えたり怖がったりするのはこのためです。愛犬が安心できる空間を作りたいときは、ベッドや毛布などに黒いものを選ばないよう配慮してあげると良いでしょう。犬は本能的に薄暗い場所を好みますが、空間を暗くすることと、周りに黒い物を置くことは別なので注意が必要です。
人間との色の見え方の違いと興味を惹く色

なぜ犬と人間でこれほど見え方が違うのでしょうか。それは目の奥にある「色を感じる細胞」の数が違うからです。人間は3つの色覚細胞でたくさんの色を見分けていますが、犬は2つの色覚細胞しか持っていません。
そのため、犬の世界は青、黄色、グレーを混ぜたような世界になっています。逆に言えば、犬にとって「青色」や「黄色」は、とてもはっきりと鮮やかに見える「興味を惹くカラー」です。この2つの色なら、犬の目にもキラキラと目立って映るため、とても喜びます。

