「卵」の栄養を”効率よく摂取する調理法”はご存じですか?保存方法も管理栄養士が解説!

「卵」の栄養を”効率よく摂取する調理法”はご存じですか?保存方法も管理栄養士が解説!

卵の栄養素を効率的に摂取する方法

卵の栄養を効率よく摂る方法

油を使って調理する

卵に含まれるビタミンA・D・E・Kの脂溶性ビタミンは油に溶けやすい性質を持つため、油と一緒に摂取することで吸収率が向上します。卵焼きや炒り卵、油を使った野菜炒めに卵を加えたり、サラダにゆで卵をのせてオイル入りのドレッシングをかけても良いでしょう。

加熱調理する

加熱することで卵のたんぱく質は変性し、消化酵素が働きやすくなるため、生で食べる場合と比べて消化吸収率が高まります。また加熱によりアビジンが不活化され、ビオチンの吸収も妨げられにくくなります。一方で、過度に加熱しすぎるとたんぱく質が硬くなり、消化しにくくなることがあります。半熟卵や温泉卵は、消化の良さと食べやすさのバランスがよく、体調に合わせて取り入れやすい調理法です。

ビタミンC、食物繊維と一緒に食べる

卵はたんぱく質やビタミン、ミネラルと栄養素が豊富に含まれていますが、ビタミンCと食物繊維は含まれていません。ビタミンCは野菜やいも類、果物などに、食物繊維は野菜やきのこ類、豆類、海藻類などに多く含まれています。これらと組み合わせて食べることで栄養素のバランスを整えることができます。

生卵:熱に弱いビタミンを損なわずに摂取できる(注意点:ビオチンの吸収が阻害される場合がある〈大量摂取時〉)

ゆで卵・半熟卵:たんぱく質の消化吸収率が最も高く、ビオチンの吸収も良い(注意点:加熱しすぎると消化に時間がかかる)

油を使う(目玉焼き等):脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の吸収率が高まる(注意点:脂質・カロリーの摂りすぎに注意)

卵の保存方法や期間

卵の保存方法

生卵の保存方法や期間

鶏卵、うずらの卵ともにサルモネラ菌が付着していることがあり、保存には温度管理が重要です。購入後は洗わず、パックのまま、早めに冷蔵庫に入れましょう。卵の賞味期限は生食できる期限を示したもので、10℃以下で2週間程度の保存が可能です。保存場所は温度変化の大きい冷蔵庫ドアの卵ポケットよりも、温度が安定した冷蔵庫の奥がおすすめです。卵の尖ったほうを下にして保存すると割れにくく、丸みのあるほう(空気が入った気室)を上にすることで鮮度を保ちやすくなります。ひびや割れがある場合には賞味期限内であったとしてもできるだけ早く、必ず加熱して食べましょう。ただし変色や悪臭がある場合や、いつ割れたかわからない卵の使用は避けましょう。
冷凍保存が可能との情報もありますが、殻付きのままの場合凍結時に殻が割れることで菌が繁殖しやすく、衛生面のリスクが高まります。殻を割って冷凍した場合も殻を割ることで菌が繁殖しやすく、食中毒の原因になる可能性があります。保存期間は1〜2日と短く、衛生管理も難しいため家庭での冷凍保存はあまりおすすめできません。

ゆで卵の保存方法や期間

鶏卵、うずらの卵ともにゆで卵を保存する場合は、殻付きのままで保存容器に入れ冷蔵庫で2〜3日が目安です。殻をむいた場合は、雑菌が繁殖しやすくなるためその日のうちに食べきりましょう。多くの食材は加熱することで保存期間が長くなりますが、ゆで卵は生卵より日持ちしません。これは抗菌作用を持つリゾチームが、加熱によりその働きを失うためです。

生卵(未開封):冷蔵庫奥で約2週間保存可能。尖った方を下にし、洗わずに保存する。

ゆで卵(殻付き):冷蔵庫で2〜3日。生卵より日持ちしない(酵素であるリゾチームが加熱で失活するため)。

ゆで卵(殻なし):冷蔵庫でも当日中に食べきる。むいたらすぐ食べる。雑菌が繁殖しやすい。

配信元: Medical DOC

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