スピーディーな展開に遅れず投入を!
シーズン初期はカツオ(キメジ)の群れを追いかけたり、パヤオ周りの釣りがメインとなる。
特にソナーや魚探を見て群れを追いかける釣りのときはとにかく素早い投入がカギとなる。
まず、多くの場合は船長はソナーで群れの動きを確認し、群れが泳ぐであろう進路に船を先回りさせ、船下を通るときにちょうど仕掛けが海中に入るタイミングで投入の合図が出る。
モタモタしていてはカツオの群れなどあっという間に通り過ぎてしまう。
ちょうどコマセを振ったときに群れがいれば高確率で食ってくる。
必ずしも船下を通過してくれるわけでなく、その場合はすぐに回収の合図が出る。
再び群れを追いかけるので、船長の合図と同時に投入できるように準備しておく。
このスピーディーな展開が爽快で、暑さも吹き飛ぶ。
これがいわゆる「追っかけ」と呼ぶ釣りで、カツオとキメジの混成の群れの下にキハダの群れがいることがある。
こんなときは、「カツオは15m、キハダは30m」などと指示が出るので、各自が狙いたいほうの仕掛けを付ける。
カツオはアタリを見て掛けていくとバラシが少なくなる。
タナが20mだったらその場でパッパッとコマセをまいて待つ。
食うのは大体10秒以内。
アタリはいきなりビューンというのもあるが、多くは竿先をわずかに震わせるようなものやツンツンと出ることが多い。
このときに竿を持ち上げて合わせる。
こうすることでしっかりとハリ掛かりする。
掛かったら引きを楽しむなどと考えず、素早く電動のスイッチを入れて一気に巻き上げてしまう。
ドラグは強く締めて糸は出さないように。
ドラグが緩いと走られて盛大なオマツリを引き起こす。
電動を入れると同時にキーパーに竿をセットし、最後は竿を立てコマセカゴをつかみ、手を滑らせないように引き上げてタモ入れしてもらう。
カツオは顔を海面から出すとおとなしくなる。
このときくれぐれも手を滑らせないようにグローブなどの着用を。
不安な場合はキーパーに置いた状態で竿先いっぱいまで巻いてテンビンとコマセカゴをぶら下げて竿を立ててハリスをつかむという手もある。
タナはできるだけ高い場所で食わせればいち早く巻き上げられるのでそれだけバラシも少なくなるので、船長の指示ダナを聞きながらできるだけ上で食わせよう。
また、コマセをまいたあと、竿先に変化があっても掛からなければまずエサがない。
すぐに回収して次投の準備を。
タナは決めうちしてもいいし、コマセシャクリのように、上へ上へと上げていたほうが食いがいいこともある。
釣っている人の釣り方も観察してあれこれ試してみよう。
また、追っかけ釣りではなくパヤオや1箇所に留まって釣る場合は、食わなければまめにやり直すこと。
7時間ほど海上にいても、一日のうちでカツオが30分しか食わないこともあるし、10分で終わりということもある。
釣れているときに釣るべし、が鉄則。
1本釣ったら余韻に浸っていないで、すぐに次の投入準備をしよう。
落ち着いたら早めにクーラーボックスへしまっていこう。
また、カツオ釣りはバラシとオマツリはセットと言っていいほどで、10回ヒットして半分も取れないなんてことは当たり前。
想像を超えたオマツリも多く、怒鳴り声など上げずに皆で協力しあいたい。

キハダは船長の指示次第
追っかけ釣りの場合、カツオ&キメジの群れの下にキハダが泳いでいることが多い。
船長からキハダを狙ってもいいという指示があればチャンス。
カツオの群れに着いているので、タナは深くても移動は早い。
このためキハダもカツオと同じように食わせるイメージだ。
つまり、コマセをまいたときにタイミングよく通過させるというもので、ハリスは4.5〜6mと短めが標準となる。
キハダ狙いの場合はハリスを素早く張った状態にすることが大切で、指示ダナよりも5mほど落としてから素早く2〜3回コマセをまいてタナにセット。
この時、短いハリスならキハダがエサの付いたハリを食いやすい状態になるわけで、コマセに突っ込んでくる場合は3mの短いハリスで食うこともある。
キハダのアタリはハリが口の中に入った時点で竿先に変化が出ることが多い。
竿先がガタガタするなどしたら思いっきり竿を持ち上げて合わせを入れる。
多くの場合はここで一気に走るので走らせておき、止まってからヤリトリ。
あとは船長や仲乗りの指示やアドバイスを聞いて巻き上げよう。
キハダ狙いのときは、アタリを待つときはドラグは強く手で引っ張って出るくらいにしておく。
もしカツオが食ってしまったらすぐに締めて対処する。

なかなかアタリが出ない中で船中1本目は突然やってきた

諦めかけていたラストに初ヒット

キメジも交じった

