●トイレは「サービスの一環」購入は必須ではない
今回の件を受けて、改めて注目されたのが、コンビニのトイレ利用と商品購入の関係だ。
コンビニのトイレは、外出中の利用者を支える設備として広く利用されている一方、清掃コストや維持管理の負担は店舗側が負っている。そのため、利用者の間では「借りたら何か買うべきではないか」という声も少なくない。
こうした点について、本部は、購入を必須とはしないという見解を示した。
「店舗に設置されているトイレの使用に関しては、地域で商売する事業特性上、本部としてもサービスの一環と捉えております。したがいまして、買い物せずにお客様が使用することで直ちに問題となるものとは考えておりません」
ただし、すべての店舗で自由に使えるわけではないという。
「防犯や衛生管理等の観点から、店舗によっては従業員にお声がけいただくようお願いをしている場合や、特定の時間帯のみのご利用とさせていただいている場合等がございます」
つまり、本部としては、商品購入を利用条件とするのではなく、防犯や衛生管理のために声がけや時間帯の制限など、各店舗の実情に応じた運用を認めているということだ。
今回報じられた「利用の方は商品の購入もお願いします」という張り紙は、本部が示した考え方とは、必ずしも一致しない運用だったことになる。

