「スパイダーマンに合わない…」ミセスの“日本版主題歌”に賛否。曲は最高なのに“違和感”が残るワケ

「スパイダーマンに合わない…」ミセスの“日本版主題歌”に賛否。曲は最高なのに“違和感”が残るワケ

曲が悪いのではない。映画と音楽の“表現のコード”が違う

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大森元貴 / Motoki Ohmori(@motoki_ohmori_mga)がシェアした投稿





 スパイダーマンやMARVELのファンが違和感を覚えているのは、楽曲の出来ではなく、映画と音楽の「表現のコード」が異なる点なのです。

 もちろん、これはミセスの実力不足を意味する話ではありません。むしろ逆です。ミセスというアーティストの個性があまりにも強く、確立されているからこそ、その存在感が映画の世界観と拮抗してしまうのです。

 主題歌とは、本来は映画を引き立てるために存在するものです。作品の一部として自然に溶け込み、観客が音楽より先に映画の世界へ没入できることが理想と言えるでしょう。

 その意味で、「Brand New」は優れたJ-POPでありながら、あまりにも「ミセスらしさ」が際立っていました。しかし、それゆえに『スパイダーマン』の主題歌という役割には収まりきらず、皮肉なことに一つの独立した作品として受け止められてしまったのです。

 

<文/石黒隆之>

【石黒隆之】
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4



配信元: 女子SPA!

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