やかんは、一度購入すると何年も使い続ける調理器具です。
その一方で「今使っているやかんは、このまま使い続けても大丈夫なのか」と判断に迷うこともあるでしょう。
本記事では、ホーロー製のケトルやキッチン用品を手がける富士ホーロー株式会社に聞いた、やかんの買い替えの目安やお手入れ方法、選び方のポイントを紹介します。
やかんの寿命と買い替えの目安
やかんには『〇年使ったら買い替える』といった明確な寿命はありません。
取扱説明書に従って適切に使用すれば長く愛用できますが、使用頻度や熱源、保管状況などによって状態は異なるため、一概に寿命を示すことは難しいでしょう。
画像提供:富士ホーロー株式会社
そのため、買い替えを検討する際は、使用年数だけでなく、やかんの状態を確認することが大切です。
例えば、ホーロー製のやかんであれば、衝撃や空焚きなどによってヒビや欠け、変形、サビなどが生じることがあります。
こうした状態が見られた際は、買い替えを検討するタイミングの1つといえるでしょう。
また、長期間使用していると、内側に白い粉や白いザラザラした付着物が見られることがあります。
これはやかん自体が劣化したものではなく、水道水に含まれるカルシウムやミネラルが結晶化して付着した『カルキ汚れ』です。
重曹で落とせる場合もありますが、洗浄せずに注ぎ足して使用し続けたものほど除去しにくくなります。
※写真はイメージ
カルキ汚れはそのまま使用しても問題はありませんが、汚れが落ちにくくなったり、全体的な劣化が気になったりする場合は、買い替えを考える目安になるでしょう。
やかんを長く使うためのお手入れ方法
やかんをできるだけ長く使うには、日頃のお手入れが欠かせません。
使用後はやかんの中に残った水を捨て、水気をよく切ったうえで、表面を拭き取って乾燥させることがポイントです。
新しい水を継ぎ足しながら使い続けるのではなく、その都度洗ってから使用してください。
画像提供:富士ホーロー株式会社
やかんを洗う際は、中性洗剤を使用し、スポンジでやさしく洗いましょう。金たわしやナイロンたわしは、表面に傷がつくおそれがあるため避けてください。
また、注ぎ口の汚れが気になる場合は、市販の細いブラシを使うと洗いやすくなります。
カルキ汚れが気になる人は、水1ℓに対して重曹を大さじ1~2杯程度入れて沸かし、冷めてから通常どおり洗浄しましょう。
頑固な汚れは、この手順を数回繰り返してください。

