要注意!犬の『免疫力』が低下しているサイン

『免疫力』という言葉は人間の健康の話題でもよく耳にしますが、そもそも免疫力が低下しているとはどんな状態のことを言うのでしょうか。
免疫力とは体内に侵入してきた細菌やウイルスと戦い、病気から体を守る力のことを言います。つまり免疫力が低下していると病気にかかりやすくなってしまうのです。
元気がない
免疫力が低下すると細菌やウイルスと戦うためにいつもよりも大量のエネルギーを消費するため、体に疲労感が溜まってしまいます。そして疲労が溜まるとさらに免疫力が落ちるという悪循環に陥ることも。
犬がぐったりとしていて元気がない、お散歩や遊びに誘っても乗り気にならない、覇気がないといった場合には免疫力の低下を疑ってみましょう。
食欲不振
いつもと同じ種類で同じ量のフードを与えているのに食べ残す、食いつきが悪いなど、食欲が低下するのも免疫力が落ちているときの典型的な症状です。ただしフードは残すけれどおやつや好物はしっかり食べるというのであれば単なる選り好みの可能性が高く、健康面では大きな問題はないでしょう。
深刻なのはおやつや好物にすら興味を示さないという場合です。このような状態が続く場合は早めに動物病院の受診をおすすめします。
胃腸炎
免疫力の低下は胃腸系にも大きな影響を及ぼします。免疫力を司っている免疫細胞の約7割が腸内に集中して存在しているからです。そのため免疫力が低下すると嘔吐・下痢といった胃腸炎の症状が現れます。これらの症状は犬の体力も大きく消耗するため、元気の衰えにもつながってしまいます。
被毛にツヤがない
少し意外かもしれませんが、免疫力の低下は被毛にも変化を与えます。被毛というのは見た目を大きく左右するものではありますが、生命維持という観点では優先順位が低くなってしまいます。
そのため免疫力が下がると他のことに優先的に栄養が回されるため、被毛のツヤが悪くなったり換毛期でないのに抜け毛が増えたりするのです。
犬の免疫力を下げてしまう原因と対策

栄養不足
犬の免疫力を下げる原因で代表的なのが栄養不足です。総合栄養食に分類されるフードを与えていれば栄養バランス自体は基本的に問題ありませんが、適正な量を摂取できていないなどの理由で栄養が不足してしまうことがあります。
食欲がなくて食べないという場合は、スープやお出汁をフードにかけて嗜好性と栄養価を同時に上げるのがおすすめです。またご紹介した通りで免疫細胞には腸内環境がとても大切なので、腸内環境を整えるヨーグルト、チーズ、納豆などをトッピングすることも効果的です。
ストレス
ストレスが万病の元であるのは犬も人間も同じです。ストレスが溜まると免疫力の低下にも繋がります。犬がストレスを感じる原因はさまざまありますが、最も注意すべきは運動不足です。
人間の感覚では理解しにくいかもしれませんが、犬にとっては必要運動量が満たされないことは重大なストレスとなり得ます。
犬種やライフステージに合った運動量を確保することは最優先事項です。また運動にはストレス解消以外にも、免疫力そのものを高める効果もあります。運動をすることで血流やリンパの流れが良くなり、免疫細胞の動きが活発になるのです。

