汗によるかぶれの中には、放置せずすぐに受診すべき症状もあります。特徴的な原因疾患とあわせて医師が解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「汗によるかぶれ」の見た目の特徴はご存知ですか?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
鮫島 舞(医師)
2017年群馬大学医学部卒。獨協医科大学病院にて初期研修後、昭和大学小児科助教(医科)として勤務。ハワイ大学公衆衛生大学院卒業。2023年よりAMT東京芝クリニック勤務。
すぐに病院へ行くべき「汗によるかぶれ」に関する症状
ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。
応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
発熱や全身の発疹、関節痛がある場合は、内科へ
皮膚の症状(赤み、痒みなど)に加え、発熱、関節痛や筋肉痛などが生じることがあります。考えられる病気には、膠原病関連皮膚炎、感染症、薬疹などが挙げられます。
全身の症状を伴う場合は内科へ受診しましょう。
「汗によるかぶれ」の特徴的な病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「汗によるかぶれ」症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
汗疹(あせも)
汗疹は、汗に含まれる塩分や老廃物が汗の通り道を塞ぐことで炎症を起こし、皮膚の発疹が生じる病気です。
対処法・治療法としては、清潔に保ち、保湿を行います。必要に応じてステロイド外用薬を使用します。
数日で治らない場合は皮膚科へ相談してください。
接触皮膚炎
接触皮膚炎は、汗と一緒に付着した物質(洗剤や金属など)によってかぶれを起こす病気です。対処法・治療法としては、原因物質の除去と保湿による皮膚バリアサポートが効果的です。
数日で治らない場合は皮膚科へ相談してください。
アレルギー性皮膚炎
アレルギー性皮膚炎は、アレルギー体質と皮膚バリア機能の破綻に起因して、皮膚が過敏になることでアレルギー反応を引き起こす病気です。
対処法・治療法としては抗アレルギー薬の内服や保湿、ステロイド外用薬などを使用します。
慢性的な皮膚の赤みや痒みがある場合は皮膚科もしくは内科に相談しましょう。

