
まちづくり三原は、旧西国街道の歴史的な街並みが残る三原市本町エリアにおいて、対象の古民家1棟をテーマとした活用アイデア・デザインを全国から募集する、古民家活用プランコンテスト「ノスタルジア」を開催する。
今回のコンテストは、単なるアイデアコンペにとどまらず、入賞した優秀作品についてはそのプランの実現に向け、地域や専門家が連携してリノベーションを行い、形あるものとして事業化・地域へ残していく実践型のコンテストだ。
コンテスト開催の目的

広島県三原市本町地区は、城下町や旧西国街道として栄えた古き良き街並みが今も残る、三原の歴史・文化のシンボルエリア。しかし近年は、深刻な人口流出や高齢化の波を受け、地域に残る貴重な古民家等の維持管理が困難となり、解体されて更地化してしまうことで、街並みという共通の地域資源が日々失われていく危機に直面しているという。
今回のコンテストは、人口流出や高齢化に伴う空き家の増加といった地域課題の解消、および歴史的資源の保存とにぎわい創出を目的に、福武財団による瀬戸内海地域振興助成事業の一環として実施される。
また、地域内外から広く「事業化アイデア」や「活用デザイン」を募集することで、物件の利活用を促進し街並みの保存につなげるだけでなく、応募者自身にとっても三原が「第二のふるさと」となるような、良好で継続的な関係人口の創出を目指している。
優秀作品の実現化に向けては、物件所有者、地域住民や団体が一体となったサポートを用意。これにより、持続可能でリアルな地域ビジネス、あるいはコミュニティ拠点としての自走化を徹底して支援するという。
コンテストの対象物件

今回コンテストの対象となる古民家は、本町筋の坂道を上った高台に位置し、瀬戸内海や三原の山々、そして美しい街並みを一望できる絶好のロケーションにある。
100年を超えて受け継がれる別荘風の物件で、敷地には日本庭園と茶室が設けられ、かつては茶道を嗜む地域の人々が集った温かい賑わいの記憶を留めている。
斜面地の小路という昔ながらの街並みの中でその魅力を残す一方、空き家となったいま、新たな活用方法を見出さなければ、街並みから失われてしまう危機に面している。
