親になると子に対してつい「完璧でいなければ」ということばかり考えてしまいますが、もし間違えてしまった時に大切なのは、「問題とどう向き合うか」なのかもしれません。
今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。
怒りすぎた夜の自己嫌悪
子どもを感情的に叱ってしまった夜は、決まって自己嫌悪に襲われます。
ある日の夕食準備中のことです。
息子がコップを倒して床を水浸しにしてしまいました。
本来なら、「大丈夫? 一緒に拭こうね」で済む話だったはず。
けれど、その時の私には余裕がありませんでした。
「何やってるの! わざとでしょ!」
気づけば必要以上に声を荒らげてしまっていました。
もちろん、息子がわざとやったわけではないことは分かっていました。
それなのに私は、自分の焦りや疲れをそのまま幼い息子にぶつけてしまったのです。
謝れなかった理由
息子がしょんぼりした顔で食事を終え、寝室に行った後も、私はモヤモヤしていました。
本当は怒りすぎたと分かっている。
謝るべきだとも思っている。
それなのに、「ごめんね」が言えない……。
今思えば、「親が謝るなんて格好悪い」という妙なプライドがあったのだと思います。
どこかで私は、「親は間違わない、正しい存在でなければならない」と思い込んでいました。

