足の裏の毛をカットしたほうがいい4つの理由
猫の肉球には、滑り止めや着地時の衝撃を和らげる働き、足場の感触を感じ取る役割があります。そのため足裏の毛を放置して伸び放題になっていると、機能を十分に発揮できなくなり、さまざまなリスクが生じます。ここでは、足裏の毛をカットしたほうがいい理由についてみていきましょう。
1.滑りやすくなる
猫の肉球は、床との摩擦を生み出してしっかりと踏ん張るための大切な役割を担っています。そのため、足裏の毛が肉球を覆うほど伸びると、本来のグリップ力を発揮しにくくなって危険です。
とくに、フローリングやタイルなどの滑りやすい床では影響を受けやすいため注意が必要でしょう。走り出したときや方向転換、高い場所から飛び降りた際などに足を滑らせやすくなります。
2.足腰への負担が大きくなる
足を滑らせやすい状態が続くと、猫は転ばないよう無意識に踏ん張って歩くようになります。その結果、足腰に余分な力がかかり、関節や筋肉への負担が大きくなるおそれがあります。
とくに、高齢猫や関節疾患のある猫、肥満の猫では、滑る動作が続くことで足腰への負担が蓄積しやすくなるでしょう。
また、滑った拍子に転倒したり、着地に失敗したりすることで、足を痛めたりケガにつながる可能性も否定できません。
3.ホコリが絡んで不衛生になる
足裏の毛が長くなると、ホコリや髪の毛、猫砂などの小さなゴミが絡まりやすくなり、足先が汚れやすい状態になります。その結果、室内を歩くたびに汚れを広げてしまい、不衛生な環境につながります。
たとえば、トイレを使ったあとに猫砂が毛に付着したまま歩き回ると、床の上に細かな砂を落としながら移動することになり、部屋のあちこちに汚れが広がる原因にもなりかねません。
また、猫は毛づくろいで足先もなめるため、付着した汚れをそのまま口にしてしまう可能性があるでしょう。
4.蒸れや皮膚トラブルの一因になる
足裏の毛が密集して肉球を覆うと、湿気や汚れが毛の中に溜まりやすくなり、通気性が悪くなります。そのため、梅雨や夏場など湿度が高い時期は蒸れやすく、足先が乾きにくい状態が続きます。
このような状態を放置していると、肉球まわりに雑菌が繁殖しやすくなり、皮膚炎を引き起こす原因になるでしょう。とくに、長毛種は足裏の毛が伸びやすく毛量も多いため、こまめな手入れが欠かせません。
足裏の毛を放置するリスクと整え方
足裏の毛を長期間放置すると、転倒や着地の失敗によるケガのリスクが高まります。また、汚れや湿気が溜まりやすくなり、皮膚トラブルの原因になることもあります。とくに高齢猫や関節に持病がある猫は、日頃から足裏の状態を確認しておくことが大切です。
カットの頻度は3〜6週間に1回程度が目安ですが、毛の伸び方には個体差があります。足裏の状態を定期的に確認し、必要に応じて整えるようにしましょう。
お手入れには、安全性に配慮されたペット用の部分用バリカンを使用するのがおすすめです。猫の体をしっかりと固定した状態で、肉球を覆っている部分の毛を少しずつ刈ります。
ハサミを使う場合は、先端が丸いペット用のものを使用し、肉球を傷つけないよう注意しながら、肉球からはみ出した毛だけを少しずつカットします。
猫が嫌がって暴れたり逃げたりする場合は、飼い主さんにとっても危険です。トリミングサロンに依頼することを検討しましょう。

