漫画文化を未来へつなぐ挑戦

今回のプロジェクトでは、原画展の開催にあわせてクラウドファンディングを実施。支援金は、展示開催費のほか、原画の保存・修復・保管環境の整備・原画のデジタルアーカイブ化・資料制作・今後の巡回展示や文化継承活動などに充てられる。
主なリターンとして、原画展限定グッズ、記念スコッチウイスキーなどを用意する予定だ。
ファミリー企画の想い


原画は、「作品」であると同時に「文化財」としても貴重とされている。


原画には、印刷された作品とはまったく異なる価値がある。ペン先の力加減、ホワイト修正の跡、写植、ネームの書き込みなどアナログの原稿だからこそ、漫画家が作品を生み出した“その瞬間”が、そのまま一枚の紙の上に残されている。
一方で、漫画原画は紙である以上、年月とともに劣化が進む。変色や酸化、保管環境による傷みなど、一度失われたものは元に戻すことができない。
ファミリー企画は、現在も数多くの原画を管理しているが、保存・整理・デジタル化には継続的な取り組みが必要であり、多くの時間と費用を要すのだそう。
だからこそ、今回の原画展を、単なる展示イベントではなく、「漫画文化を未来へ受け継ぐ第一歩」と位置づけているという。
同社は、古谷さんの作品の管理・ライセンス事業に加え、原画の保存・デジタルアーカイブ・展示活動を継続的に進めていく考え。同展をきっかけに、多くの人へ作品の魅力を届けるとともに、日本の漫画文化を未来へ継承する取り組みを広げていくことを目指す。
同社代表で古谷さんの孫である古谷陸さんは、「祖父は生涯をかけて、読者の皆様に寄り添う作品を描き続けました。その原画一枚一枚には、漫画家として積み重ねてきた時間や想いが残っています。
今回の原画展は、生誕90周年を記念するだけではなく、未来へ作品を受け継ぐための新しいスタートでもあります。これから先、50年、100年後にも古谷三敏の作品が読まれ続けるよう、原画の保存や展示活動を続けていきたいと考えています(一部抜粋)」とコメントしている。
古谷三敏さんの軌跡を辿る企画展や、漫画文化を未来へつなぐ挑戦をチェックしてみては。
■漫画家・古谷三敏 生誕90周年記念 特別企画展「~66年 描き続けた多彩な物語の軌跡~」
会期:8月21日(金)~9月2日(水) 12:00~18:00
会場:リベストギャラリー創
住所:東京都武蔵野市吉祥寺東町1-1-19
入場料:無料
CAMPFIRE:https://camp-fire.jp
プロジェクト名:古谷三敏生誕90周年記念展 吉祥寺で原画の魅力を届けたい
(Higuchi)
