男性ホルモンの働き

男性ホルモンは身体面だけでなく、精神面にも幅広い影響を与えます。
筋肉や骨を維持する
テストステロンはタンパク質合成を促進し、筋肉量を保つ働きがあります。また、骨密度の維持にも関与しており、不足すると骨粗しょう症のリスクが高まります。
性機能を支える
性欲や勃起機能、精子形成にはテストステロンが欠かせません。分泌量が低下すると、性欲の減退や勃起障害がみられることがあります。
意欲や集中力に関与する
テストステロンは脳内の神経伝達にも関与しています。分泌が低下すると、疲労感や抑うつ気分、集中力の低下が現れることがあります。
男性ホルモンの生成を助ける食べ物

テストステロンは、コレステロールを材料として体内で合成されます。その過程には亜鉛、マグネシウム、ビタミンDなどの栄養素が関与しています。
これらが不足すると、ホルモン合成や代謝が円滑に進まない可能性があります。ここでは、テストステロンの生成や維持に関連があるとされる食品を紹介します。
カキや赤身肉
亜鉛はテストステロン合成に関与する代表的な微量元素です。亜鉛不足は血中テストステロン濃度の低下と関連することが報告されています。
カキは亜鉛を多く含む食品として知られています。また、牛赤身肉やレバーにも含まれています。赤身肉には良質なたんぱく質や鉄も含まれており、筋肉維持や造血機能の観点からも重要です。
ただし、脂質の多い加工肉の過剰摂取は生活習慣病のリスクを高めるため、部位を選び、適量を心がけることが大切です。
豆類やナッツ類
マグネシウムはテストステロンの生理活性型と関連する栄養素です。マグネシウムが不足すると、ホルモンの働きに影響する可能性があります。
大豆、レンズ豆、ひよこ豆などの豆類、アーモンドやカシューナッツなどのナッツ類にはマグネシウムが含まれています。ナッツ類には不飽和脂肪酸も含まれており、血管機能の維持にも関与します。
間食をナッツに置き換えるなど、日常生活の中で取り入れやすい食品です。
マスやサケ、マグロ、サバなどの脂肪の多い魚
ビタミンDはテストステロン値と関連する栄養素として注目されています。ビタミンD受容体は精巣にも存在し、ホルモン合成に関与していると考えられています。
サケ、マス、サバ、マグロなどの脂肪の多い魚にはビタミンDが含まれています。魚の肝油にも天然のビタミンDが含まれます。
また、これらの魚にはEPAやDHAといったオメガ3脂肪酸も含まれており、炎症の抑制や血管機能の維持にも関与します。週に数回、魚料理を取り入れることが推奨されます。
干ししいたけやきくらげ
干ししいたけやきくらげは植物性食品の中でもビタミンDを多く含む食材です。特に天日干しされたきのこはビタミンD含有量が増加します。
ビタミンDは日光浴によっても合成されますが、屋内中心の生活では不足しやすい栄養素です。食品からの摂取も重要です。
スープや炒め物、煮物などに活用しやすく、日常的に取り入れやすい食材です。
チョコレート・カカオ
カカオにはマグネシウムやポリフェノールが含まれています。マグネシウムはテストステロンの代謝に関与し、ポリフェノールは抗酸化作用を持ちます。
酸化ストレスの増加はホルモン分泌環境に影響を与えると考えられているため、抗酸化成分の摂取は間接的に有益といえます。
選ぶ際はカカオ含有量の高いものを選び、砂糖の摂りすぎにならないよう注意が必要です。

