「膵臓がん」の”進行スピード”はどのくらいかご存じですか?理由も医師が解説!

「膵臓がん」の”進行スピード”はどのくらいかご存じですか?理由も医師が解説!

膵臓がんの進行スピードが早い原因

早期発見が難しい

膵臓は体の奥深くに位置しているため、早期の膵臓がんは画像検査などでも発見が難しいです。また、初期段階では自覚症状がほとんどないため、健康診断などで偶然発見されるケースが多いです。高齢者の場合、健康診断を受ける機会が減ったり、症状を自覚しにくかったりするため、さらに発見が遅れる可能性があります。
健康診断などで膵臓がんの異常を指摘された場合、精密検査を受けるようにしましょう。高齢者の場合は、家族や介護者が付き添って受診すると良いでしょう。受診する診療科は消化器内科や胃腸科が専門となります。緊急性は低いですが、放置すると進行する可能性があるため、早めに受診しましょう。

浸潤・転移しやすい性質

膵臓がんは、周囲の臓器やリンパ節、血管などに浸潤しやすい性質があります。また、比較的早期から肝臓や肺など、遠くの臓器に転移する可能性があります。進行がんの場合は、症状が急速に悪化する可能性があるため、早急に受診しましょう。受診する診療科は、消化器内科や胃腸科となります。しかし、進行がんの場合は、専門的な治療が必要となるため、がん診療連携拠点病院などへ紹介されることもあります。

初期症状や特徴的な症状が少ない

膵臓がんが早期発見しにくい大きな理由の一つに、初期段階では自覚症状がほとんど現れないことが挙げられます。膵臓は胃の後ろに隠れるように位置しており、周囲には様々な臓器が存在します。そのため、がんが小さいうちには、他の臓器を圧迫したり、機能を阻害したりすることが少なく、体に異変を感じにくいのです。体の表面からも膵臓を触ることはできません。
たとえ症状が現れたとしても、それは腹痛や食欲不振、体重減少など、他の病気でも起こりうる一般的な症状であることが多いです。そのため、これらの症状を膵臓がんと結びつけにくく、医療機関を受診するまでに時間がかかってしまうケースも少なくありません。
このように、膵臓がんは初期症状に乏しく、特有の症状も少ないため、早期発見が非常に難しいがんと言えるでしょう。膵臓がんの症状を疑った場合には消化器内科、胃腸科を受診しましょう。特に、家族歴がある場合には早めに相談をすることをお勧めします。膵臓がんが確定された場合には、全身治療ができる病院へ紹介となることもあります。

「膵臓がんの進行スピード」についてよくある質問

ここまで膵臓がんの進行スピードについて紹介しました。ここでは「膵臓がんの進行スピード」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

膵臓がんはどれくらいの年数で進行していく疾患なのでしょうか?

齋藤 雄佑監修医齋藤 雄佑監修医

膵臓がんの進行スピードは、がんの種類やステージ、患者さんの状態によって大きく異なり、具体的に何年でがんになるという回答をするのは難しいです。一般的に、膵臓がんは進行が早い癌と言われています。早期の段階では自覚症状がほとんどないため、発見が遅れることも多く、診断時にはすでに進行しているケースがあることは前述の通りです。しかし、近年では、検査技術の進歩や治療法の開発により、早期発見・早期治療が可能になってきています。そのため、定期的な健康診断や、気になる症状がある場合は早めに医療機関を受診することが大切です。

配信元: Medical DOC

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