
東京藝術大学は、ブレインパッドの共同創業者であり、ビッグデータ・AI領域で活躍されている高橋隆史氏から、アップライトピアノ(カワイ製・新品)35台が寄贈されたことを発表した。
アップライトピアノ寄付の背景


ピアノをはじめとする音楽学部が所有する楽器は、音楽学部・研究科の学生たちの学びにとって必要不可欠なインフラと言えるものだ。計画的に更新やメンテナンスを行ってはいるものの、学生たちが日々の練習に使用する楽器のうち、学内に約120台あるアップライトピアノにおいては、その約7割が購入から30年以上経過しているという。
このような状況について、高橋氏に教育環境の視察や関係者へのヒアリングを通して深く理解してもらい、今回の寄贈が実現したという。寄贈されたピアノは、次世代の音楽界を牽引する人材育成のため、大切に活用するとしている。
高橋隆史氏のコメント

高橋隆史氏は、「音楽学部・研究科の練習室を視察し、意見交換を行う中で、アップライトピアノの窮状を目の当たりにしました。世界で活躍する演奏家を育てる『東京藝大』の教育環境は、本来であれば『大学』が主導して整備すべき領域です。しかしながら、大学の厳しい財政状況のなかで、質の高い個人レッスンや演奏機会の確保を優先し、限られた財源をやりくりしながら対応されている現場の努力を理解いたしました。私にできることとして、学生たちに1台でも多くの、そして確かな楽器をすぐに届けたいと考え、今回は現物での寄附という形をとらせていただきました。新しいアップライトピアノが、皆さんの音楽の基礎を支える力となることを願っています。ぜひこの環境で技量を磨き、国内外で活躍する演奏家へと成長していってください」とコメント。
