季節の変わり目のかゆみの中には、すぐに受診すべき症状もあります。判断の目安を医師が解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「季節の変わり目に全身がかゆい」ときの対処法はご存じですか?原因も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
池澤 優子(あい皮ふ科・アレルギー科クリニック)
順天堂大学医学部卒業。横浜市立大学皮膚科助教、茅ヶ崎市立病院皮膚科部長を歴任後、神奈川県横浜市、あい皮ふ科・アレルギー科副院長として地域の皮膚科、アレルギー疾患の診療に努めている。医学博士。皮膚科学会専門医、アレルギー学会認定医の資格を有する。
すぐに病院へ行くべき季節の変わり目に全身がかゆいに関する症状
ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
季節の変わり目に全身がかゆく症状が続く場合は、皮膚科へ
皮膚のかゆみが強く、保湿や市販の抗アレルギー薬の服用などのセルフケアを行なっても改善しない場合には、皮膚科受診をおすすめします。
蕁麻疹やかぶれなどのアレルギー反応によって、肌のかゆみや赤みなどが現れている場合もあります。全身のかゆみに加え、吐き気や呼吸困難感がみられる際には、重症の可能性があります。早めに皮膚科あるいは内科を受診しましょう。
また、全身の皮膚のかゆみが内臓疾患の症状である可能性もあります。例えば、肝臓や腎臓病、貧血、甲状腺疾患、糖尿病などがあります。症状が持続する際には、こちらも皮膚科あるいは内科を受診しましょう。
病院受診の目安となる「季節の変わり目に全身がかゆい」ときのセルフチェック法
・かゆみが強く、全身に症状が及ぶ場合
・体重減少、発熱、寝汗などの他の症状を伴う症状がある場合
・かゆみが2週間以上続く場合
「季節の変わり目に全身がかゆい」症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「季節の変わり目に全身がかゆい」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
季節の変わり目で夜に体のあちこちがかゆくなるのは皮膚科で治療できますか?
池澤 優子(医師)
はい。皮膚の乾燥やアレルギー体質が原因のことが多く、外用薬や抗ヒスタミン薬で症状を和らげる治療が可能です。
暑くなる季節の変わり目に体がかゆくなるのは汗かぶれのせいでしょうか?
池澤 優子(医師)
汗の刺激による汗疹(あせも)や、汗で誘発される蕁麻疹が考えられます。シャワーや衣服の調整で改善することが多いです。
寒くなる季節の変わり目に湿疹ができて肌がかゆくなります。保湿が足りないのでしょうか?
池澤 優子(医師)
はい。空気の乾燥や暖房による皮脂の減少が原因となっている場合、しっかりと保湿することで改善が期待できます。

