60代を目前に控え、定年退職後の生活を少しずつ意識し始めたころ、思いがけない問題に気付きました。老後の生活を支えるはずの年金。その記録を念のため確認したことが、後になって大きな意味を持つことになったのです。
定年後を考え、年金記録を確認
退職後は年金を主な収入源にする予定だったため、私は一度、自分の年金記録を確認しておこうと思いました。
大きな問題はないだろうと考えていたのですが、確認してみると、若いころに勤めていた会社での加入期間の一部が、記録に反映されていないことがわかりました。
最初は驚いたものの、必要な手続きをすればすぐに解決するのではないかと思っていました。しかし、実際にはそう簡単には進みませんでした。
会社はすでになく、資料探しに奔走
記録が反映されていなかった勤務先は、すでになくなっていました。さらに、当時の資料も手元にはほとんど残っていませんでした。
そのため、年金事務所へ何度も足を運び、説明を受けながら確認作業を進めることになりました。古い給与明細や雇用関係の資料が残っていないか、家の中も探し回りました。
退職後の生活設計を考える時期に、まさか過去の勤務記録をたどることになるとは思っておらず、不安を感じる日々が続きました。

