あるとき、住んでいるマンションの共用部分で、小学生の女の子が友だちを集めて遊ぶようになりました。静かに過ごしていれば問題なかったのですが、連日のように大騒ぎを繰り返すため、住民たちは困り始めていたのです。
マンションのロビーで騒ぐ子どもたち
私の住むマンションのエントランスには、住民同士が気軽に話せる小さなロビーがあり、テーブルとソファが置かれ、ちょっとした交流の場として使われていました。
しかしその年の4月、新学期が始まったころのことです。住民である小学校低学年の女の子が、放課後になると毎日のようにロビーを占拠するようになりました。
一緒にいるのは住民ではない友だち2人。テーブルには宿題やお菓子、シール帳が広げられ、3人はロビーを走り回って散らかし放題だったのです。
開き直る母親の態度に絶句…
そんな子どもたちの様子を見た住民たちの不満は、静かにたまっていきました。やがてマンション主催の子ども向け交流会で、あるお母さんがやんわりとその問題を口にします。
すると当の女の子の母親は、いかにも面倒くさそうに「散らかしているのはうちの子かもしれないですね〜。でも、共用部分なんだから使う権利はあると思いますけど?」と言い放ち、そのまま逃げるように帰宅してしまったのです。
その場の空気は凍りついたものの、誰もそれ以上は追及することができませんでした。

