「トランス差別への反論」で戒告、仲岡しゅん弁護士が日弁連に取り消し求める「差別と戦うことこそ品位」

「トランス差別への反論」で戒告、仲岡しゅん弁護士が日弁連に取り消し求める「差別と戦うことこそ品位」

●連帯する弁護士が90人超集まっている

会見には、代理人をつとめる神原元弁護士、橋本智子弁護士のほか、松本亜土弁護士も同席した。

神原弁護士は「大阪弁護士会の判断は法律的にも100%間違っている。匿名の相手に対して名誉毀損は成立しない。残念ながら法律家の世界は差別に対する認識が低い。できるだけ多くの人の目に触れ、公正な審理をさせたい」と話した。

大阪弁護士会所属の橋本弁護士は「品位という言葉は、伸び縮みする物差し。おっさんの論理が幅を利かせている弁護士業界は変わらなければならない」と指摘。全国で90人を超える弁護士が連帯を表明し、40人以上が代理人として加わることに名乗りを上げていると明らかにした。

松本弁護士は「『品位』などの基準で判断する弁護士法56条は懲戒権者による濫用もあり得る。この規定が妥当かを同時に考える機会にしてほしい」と語った。

●「弁護士の品位」とは何か

「弁護士の品位とは何か」が改めて問われることになりそうな今回の審査。

弁護士法1条1項「基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」を引き合いに、仲岡弁護士は最後にこううったえた。

「品行方正にしていることが弁護士の品位でしょうか。弁護士の使命は、時に荒々しく戦うことです。それこそが品位です。バスの白人席にあえて座り続けた黒人ローザ・パークスのように、抗わなくてはならない時がある。それがマイノリティとしての品位です。間違った懲戒処分を覆すために戦います」

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