若いころの私は、「なんとかなるだろう」と将来のことを深く考えずに過ごしていました。結婚後は家庭中心の生活になり、仕事からもしばらく離れることに。けれど、子どもが成長し、再び働こうとしたとき、自分に特別な資格やスキルがないことに気付きました。若いうちの過ごし方が、年齢を重ねてからの安心感に大きく関わるのだと、身をもって感じた体験です。
再就職を考えたときに感じた壁
子どもが成長し、少しずつ自分の時間が持てるようになったころ、私は再就職を考えるようになりました。家計のこともあり、もう一度働きたいという気持ちはありました。
しかし、いざ仕事を探してみると、思うように働き口が見つかりませんでした。長く家庭中心の生活をしていたこともあり、仕事から離れていた期間があります。さらに、特別な資格や人に示せるようなスキルもなく、自分にできる仕事の選択肢が限られているように感じました。
若いころは時間も体力もありました。しかし、将来のことを考えて勉強したり、資格取得に向けて動いたりすることはありませんでした。当時の自分は、今のように困る日が来るとは思っていなかったのです。
貯金の少なさが心の余裕にも影響
再就職の難しさだけでなく、貯金が十分ではなかったことも、私にとって大きな不安でした。急な出費があるたびに、「どうしよう」と気持ちが落ち着かなくなることがありました。
若いころは、目の前の生活で精いっぱいで、将来のために少しずつ備えるという意識があまりありませんでした。けれど年齢を重ねると、貯金の有無が心の余裕にもつながるのだと実感しました。
もちろん、若いころの自分なりに一生懸命生活していたのだと思います。それでも、少しでも資格取得や資産形成を意識して行動していれば、今の生活に対する不安はもう少し違っていたかもしれません。

