打ち明けられた本音
そんなある日。
役員として手がけた親子参加のイベントが終了し、役員だけが会場に残る時間があり、たまたま私とF子さんが二人きりに。
仕事をやり終えた充実感に満たされつつも、
「F子さんと二人きりは気まずいな」
と思っていると、F子さんが突然
「私、最初、あなたのこと苦手だったの」
「感じ悪かったと思う。ごめんなさい」
と謝ってきたのです。
そして
「羨ましかったんです」
とF子さんは言いました。
自分にはないものを持っていて羨ましかった
「え? 私が羨ましい?」
困惑する私。
F子さんは
「あなたは、誰とでも自然に話せるじゃないですか」
「私は昔から、人付き合い苦手なんです」
と打ち明けてきました。
聞けばF子さんは、見た目のせいで昔から
「近寄りがたい」
「プライドが高そう」
と言われ続けて、人間関係を築くのが苦手になったそう。
私が誰にでも普通に話しかけたり、気さくに振る舞う姿を見て、「自分にはないもの」を持っているように思えて羨ましくなり、逆に距離を取ってしまった、ということでした。

