パーキンソン病治療薬を飲み忘れるとどうなる?
パーキンソン病の患者さんにとっては、薬を決められた時間に飲む必要があります。
投薬スケジュール通りに薬を飲まない場合、症状が急激に悪化することがあります。L-ドパは特に影響が大きく、飲み忘れにより症状が急に戻ることもあります。例えば、振戦の悪化や筋肉のこわばりの増強、平衡感覚の喪失、混乱、興奮、コミュニケーションが困難になるといった症状があります。特に、L-ドパやドパミンアゴニストといったドパミン系刺激薬の中止や減量は、悪性症候群を引き起こす可能性もあります。悪性症候群は、主に向精神薬の開始や中断、再開などによって高熱や意識障害、筋強直(筋肉に力が入り硬直すること)、横紋筋融解といった重篤な症状をきたすものです。
もしパーキンソン病の治療薬を飲み忘れていた場合は、思い出した時点で、次の服薬時間との間隔を考慮しながら主治医の指示に従いましょう。自己判断で2回分をまとめて飲むのは危険な場合があります。
「パーキンソン病の薬」についてよくある質問
ここまでパーキンソン病の薬について紹介しました。ここでは「パーキンソン病の薬」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
パーキンソン病に一番効果的な薬について教えてください。
神宮 隆臣 医師
最も効果が分かりやすい薬はL-ドパです。症状改善の即効性が高く、多くの患者さんで中心的な役割を担います。ただし、年齢や生活スタイル、副作用の出方により最適な薬は異なります。ドパミンアゴニストやMAOB阻害薬などを組み合わせることで、症状の安定を図ることが重要です。

