ピロリ菌と胃がんについてよくある質問
ここまでピロリ菌と胃がんについて紹介しました。ここでは「ピロリ菌と胃がん」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
ピロリ菌の検査や除菌治療は健康保険の対象になりますか?
はい、条件を満たせば健康保険が使えます。胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎が内視鏡で確認された場合などが対象です。症状がない場合や希望で検査を受けるときは、自費になることがあります。検査や治療を受ける前に、医師に確認するとよいでしょう。
ピロリ菌以外の胃がんの原因を教えてください。
胃がんの発症には、ピロリ菌以外にもいくつかの要因が関係します。例えば、喫煙、塩分の多い食事、過度の飲酒、加齢、遺伝的な体質などです。
すでにピロリ菌を除菌することによって胃がんのリスクを減らせますか?
ピロリ菌を除菌することで、胃がんのリスクを下げることができます。特に、胃の粘膜に大きな変化が起こる前に除菌できれば、予防効果が高いとされています。早期胃がんに対して内視鏡治療を受けた患者さんに除菌治療を行ったところ、新たに別の場所に胃がんができる確率が約3分の1に減少するといわれております。ただし、除菌しても胃がんがまったく起きないわけではないため、治療後も定期的な内視鏡検査での経過観察が重要です。
まとめ

ピロリ菌は胃の中にすむ細菌で、感染すると慢性胃炎や潰瘍、胃がんの原因になることがあります。
感染している方は、していない方に比べて胃がんを発症する確率が高いことがわかっており、将来的に胃がんになる方の割合も多くなります。
検査によって感染の有無を確認することができ、感染していれば薬による除菌治療が行われます。治療後は再検査で効果を確認し、必要に応じて経過をみていきます。
ピロリ菌は胃がん以外の病気にも関係しているため、気になる症状がある方や不安がある方は、検査を受けてみるとよいでしょう。

