猫と『一緒に寝ない』ことを選ぶメリット5つ トラブル予防につながる理由や寝る場所を分けるコツ

猫と『一緒に寝ない』ことを選ぶメリット5つ トラブル予防につながる理由や寝る場所を分けるコツ

猫と一緒に寝ないことを選ぶメリット5つ

専用ベッドで寝る猫

猫と一緒に寝ないという選択肢には、生活リズムや衛生環境、安全対策などさまざまな面での利点も見えてきます。

すべての猫や家庭に当てはまるものではありませんが、睡眠中に起こり得るトラブルを予防する視点から、こうしたメリットを知っておくと寝室づくりの参考になるかもしれません。

1.寝返りによる事故を防げる

人が眠っているときの寝返りはほとんど無意識に行われるため、猫が布団の中などにいると気づかずに踏んでしまったり、腕や足が思い切りぶつかってしまったりすることがあります。

こうした就寝中の圧迫リスクを避けるためには、寝る場所を人と猫とで分けておくことが有効です。特に子猫や高齢猫は、人間の重さで圧迫されると、とっさに動けなかったりケガの程度が大きくなったりするリスクがあります。

猫専用の寝床を用意しておけば、無意識のうちに猫にケガをさせてしまうような事故も未然に防ぐことができるのです。

2.アレルゲンへの接触を減らせる

もともとアレルギー体質の人は、猫と寝る場所を分けることが症状をひどくさせない方法のひとつになります。

花粉症がある人は、すでに粘膜が敏感になっていることで症状が出やすくなります。また、一見猫とは関係がなさそうな食物アレルギーなどがある人は、もともとアレルギー発症につながるアトピー素因をもっていることがあるため、猫アレルギーも起こしやすい傾向にあります。

猫は寝る前の毛づくろいをするので、猫のフケや唾液に含まれるアレルゲンが寝具にも付着します。そのため、「猫を寝室に入れない」と決めるだけで、睡眠中にアレルゲンと接触するリスクをぐっと抑えることができます。

3.睡眠を妨げられにくい

猫と一緒に寝たことのある人なら、猫が就寝時から朝起きるまでずっとおとなしく添い寝してくれるわけではないことをご存じでしょう。

猫の睡眠は短時間のサイクルを繰り返す性質があるため、夜中や早朝に起き出してトイレに行ったり遊んだりすることが少なくありません。中にはふとんの上で飛び跳ねて遊ぶ猫もいて、それが毎日続けば慢性的な睡眠不足につながってしまいます。

そのため、はじめから寝る場所を分けておけば、人が途中で目を覚ます機会を減らしやすくなり、寝不足による頭痛や仕事の効率ダウンを防ぐことにもつながるのです。

4.感染症予防につながる

ほぼ100%の猫が口の中に持っているパスツレラ菌は、健康な成人であっても、噛まれると傷口が赤く腫れ上がり、激痛に襲われることがあります。菌が鼻や口に入ると呼吸器系の病気になることもあります。

また、ノミが媒介するバルトネラ菌では、小さな引っかき傷でも、だるさやリンパ節の腫れなどの症状が出ることがあります。

ふだん噛んだり引っかいたりしない猫も、一緒に寝ているときには何があるかわかりません。別々に寝ることで、こうした感染症のリスクを減らせるのです。

5.寝具の抜け毛掃除が軽減できる

猫と同じ布団で寝ると、寝具に抜け毛や肉球に付けて持ってきたトイレの猫砂が入り込むことがあります。

抜け毛の季節にはうんざりするほどの毛がついてくるので、毎日粘着ローラーで抜け毛を取り、こまめに洗濯をして清潔を保つ必要があります。特にトイレ砂が入り込むのは衛生面でも心配です。

夜、猫と寝る場所を分けるだけで、シーツや掛け布団につく抜け毛は最小限に減らせ、清潔な状態に保ちやすくなります。日常的なお掃除や寝具の手入れがしやすくなる点は、衛生管理の面でも役立つことでしょう。

愛猫と寝る場所を分けるコツ

ふわふわのベッドで休む猫

寝る場所を分ける場合、すでに愛猫と一緒に寝ているなら、いきなり寝室から追い出すのではなく徐々に変更していきましょう。急に締め出してしまうと猫はストレスを感じてしまいます。

まずは猫が気に入って、自らそこで寝てくれるようなベッドを用意して、寝室内に置いてあげましょう。飼い主の布団より猫専用のベッドを選んでもらえるように、快適なスペースにしておくことがポイントです。もちろん、季節によって猫好みの肌触りのものを選ぶようにすると、寝るときに一緒に寝室まで来ても自分の場所に行って寝るようになります。

また、寝る前に決まった流れを取り入れると、猫の習慣となるにしたがって寝床に誘導しやすくなります。おもちゃで遊ぶのもいいですし、ブラッシングや「おやすみ前の少量のスープ」などでもかまいません。これらを寝る前の習慣にし、終わったらそれぞれ自分の寝床へ向かいましょう。

猫がひとりで寝ても安全な別室があれば、もうひとつ同じベッドを用意して設置してみてください。そちらも使うようになれば、自然と離れて眠るようになることでしょう。

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