食後の血圧が高いと現れる症状
食後に血圧が上がるとしても、その程度としては10mmHg程度であり、ほとんど症状はない場合も多いと考えられます。そもそも、高血圧であっても特徴的な症状はあまりありません。しかし収縮期血圧/拡張期血圧が180mmHg/120mmHg以上となる重症高血圧の方の場合、以下のような症状を呈する場合があります。
激しい頭痛
血圧が異常に高いと、激しい頭痛が引き起こされる場合があります。脳出血やくも膜下出血などの脳血管障害の可能性もあります。このような症状が現れた場合には、早急に脳神経内科を受診しましょう。
胸痛
血圧が高すぎると、胸痛が起こるケースもありますが、狭心症や心筋梗塞などの心臓の病気の恐れもあります。冷や汗を伴う場合や、安静にしても改善しない場合、循環器内科を受診するようにしてください。
めまい
血圧が一時的に高値になることで、めまいを感じる方もいます。めまいの他の原因はさまざまです。ぐるぐる目が回る感じがあるめまいは耳鼻科的、ふわふわとするようなめまいは脳神経内科的なめまいを疑うことが多いです。しかし、もちろん例外はあります。めまい症状が続く場合には、医療機関を受診しましょう。
息切れ
血圧が異常に高い場合、息切れを感じる方もいます。息切れの原因としては、COPDなどの呼吸器や、心不全などの心臓の問題もあります。息切れが強くみられる際には、呼吸器内科あるいは循環器内科を受診しましょう。
吐き気
血圧が非常に高い状態が続くと、吐き気がみられることもあります。安静にしても治らない場合には、内科をまず受診しましょう。
「食後の血圧」についてよくある質問
ここまで食後の血圧について紹介しました。ここでは「食後の血圧」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
食後どれくらい経てば血圧を測定してもいいのでしょうか?
木村 香菜 医師
食後すぐは、消化のために血液が内臓に集まる影響で、血圧が一時的に変動しやすくなります。そのため、できれば食後30分から1時間ほど経ってから測定するのが望ましいとされています。とくに血圧を正確に知りたいときや、家庭血圧の記録をつける場合には、食前か起床後1時間以内の安静時に測るのがベストです。

