世界中を魅了し続けてきた不朽の名作「トイ・ストーリー」シリーズの最新作「トイ・ストーリー5」が大ヒット公開中だ。本作で物語の鍵を握る新キャラクター、キュートで仲間思いなデジカメのおもちゃ「スナッピー」役の日本版声優を務めたのが乃木坂46の井上和。映画のキャストに選ばれた瞬間の度肝を抜かれたというサプライズ発表の舞台裏や、新キャラクター・スナッピーの魅力、アフレコ収録の裏話などを聞いた。
おもちゃたちの世界を舞台に、人とおもちゃのかけがえのない絆を描き、1996年の第1作目日本公開から世代を超えて世界中で愛され続けてきたディズニー&ピクサーの大傑作シリーズ。最新作では、スマホやタブレットが当たり前となった現代が舞台となり、おもちゃが大好きな少女・ボニーが最先端タブレット、リリーパッドに夢中になり、徐々に時間を支配されていく姿が描かれる。おもちゃが子供のためにできる「本当の役割」とは何か、大好きなボニーの笑顔を取り戻すため、ウッディとバズの名コンビが再び立ち上がる。
オーディション合格は「うれしすぎて現実味なかった」
――新キャラクター「スナッピー」の日本版声優に決まった心境と、完成した本作をご覧になった感想をお聞かせください
「オーディションに受かったというのを最初に聞いたときは、あまりにもうれしすぎて現実味がないというか、驚きました。大好きな『トイ・ストーリー』の世界に入れるのがすごく幸せだなという気持ちでした。
作品を見させていただいて、この『トイ・ストーリー5』には、わたしの大好きな『トイ・ストーリー』が詰まっていたので、この世界に入れることが何よりもすごくうれしく、幸せなことだなと思います」
――サプライズ発表でオーディション合格を知ったとのことですが、当日はどのような状況や流れだったのでしょうか?
「お仕事が一段落して『もう今から帰ろうか』というタイミングで、メンバーみんなでエレベーターにぎゅうぎゅうになって乗っていたら、『井上だけ撮りものがあるから、ちょっと別室に来てね』と言われました。それだけしか聞いていなかったので『何だろうな?』と行ったら、入った途端にカメラが回されていて、何が起きているのか考える間もなく、サプライズで発表していただきました」
――その日のことをメンバーの皆さんに伝えたときは、どんな反応でしたか?
「サプライズで聞いた後、メンバーは楽屋で待っていてくれたんですけど、実はその日に伝えていなくて。というのも、誰よりも先に母親に言いたかったからです(笑)。急いで母親に連絡したんですけど、そのときつながらなくて、帰宅後に改めて連絡しました。
なのでメンバーにはそのときに言えず、その後もタイミングを逃し続けてしまい、結局情報解禁されるのと同じタイミングで知ったメンバーも多かったかなと思います(笑)」
スナッピーは、底抜けに明るくてまっすぐなところが魅力
――今回演じられたスナッピーは「キュートで仲間思いなデジカメのおもちゃ」ですが、彼女のキャラクターの魅力はどんなところですか?
「底抜けに明るく、純粋でピュアで、まっすぐなところがすごく魅力だなと思っています。すごく難しい立場にいるキャラクターなのに、どんな局面でも自分らしさを失わずに、スナッピーらしく振る舞っている姿にパワーをもらいました。動きもとにかくかわいくて、作品に彩りを与えられているキャラクターじゃないかなと思います」
――声優に挑戦して楽しかったことや、難しかったシーンなどありますか?
「吹き替えに当たって、オリジナルの声優さんが声を当てているスナッピーを見させていただき、どうアプローチをしていくべきかというのはすごく悩みました。
自分の声質って変えられるものではないですし、この声をほめていただいてオーディションに合格したので、そこは大切にしたいなと思いました。オリジナルのスナッピーの雰囲気というのは、また自分の声ですべてを表現し切ることができない気がする、という難しさはすごくありましたが、この吹き替えだから伝わる魅力というのが確実にあると、これまで『トイ・ストーリー』シリーズを見て思ったので、スナッピーのキャラクターを尊重しつつがんばりました」
――吹替監督からはどのような指示がありましたか?
「スナッピーはすごく明るくて、早口でたくさんしゃべるキャラクターなので、そこはすごく意識してほしいとオーディションのときから言われていました。実際オリジナルの声優さんも、ものすごく早口でたくさんしゃべっていらっしゃったので、そこが一番大きなポイントだったかなと思います。
あとは、カメラのおもちゃならではのセリフもあり、言い方とかテンションなどは、吹替監督さんとすり合わせながら演じさせていただきました」

